門前追悼
命のまつり

2003年7月6日(日)天候にも恵まれ無事全ての行事を終えました。朝7時過ぎ、高塚高校通用門の前に着くと既に中村羅針さん他の人たちが準備に取り掛かられておりました。花を並べたり、打ち合わせをしたりする内に時間はあっという間に過ぎ、中村さんのギター演奏が始まりました。(報告集に歌詞があります)8時30分、今年は日曜日で学生の登校が無いので、石田さんの亡くなられた時間ちょうどに黙祷を全員で捧げました。事件後登校時間は8時45分になりました。11年目から学校での追悼もなくなり、今年から校門指導が始まりました。参加者の方々によるお話や演奏、語りや舞、どれも「命」「魂」からの聲、地からの聲そんな感じのする今年の門前追悼でした。後から後と続く参列の人たち、校門から西神中央駅に続く歩道は、人で埋まりました。お一人お一人花を捧げる姿に映画『汚れなき悪戯』が重なりました。村の人々がそれぞれの思いで、亡くなった子どもに捧げ物をする行列が何処までも何時までも続く風景です。何時かこの歩道も7月6日、バギーを押し子どもの手を引いた若い父親と母親、孫の手を引いた人、若いカップル、高校のグループ、そんな人たちで西神中央駅から重大事態まで、ひきもきらず人の波が続きますように。その日は『命のまつり』『風のまつり』とでも呼ばれているでしょうか。風に吹かれるように、さらさら、そんな日が来ることを描きながら、命の続く限り、この追悼を続けることができればと願います。
[所]
Sponsored Link






