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2019年(平成31年)4月、兵庫県の尼崎市立尼崎高等学校の硬式野球部1年の生徒全員が参加する校外合宿で、野球部の男子生徒が施設内での集会中に欠伸をしていたことを硬式野球部コーチの男性臨時講師(25歳)に咎められ、腹を立てたコーチがこの部員を外に連れ出して顔などを数十回叩いた。怪我はなかったとみられている。
男子バレーボール部での暴力的指導(尼崎市立尼崎高校男子バレーボール部暴力的指導事件)が明らかになった後、野球部などでもあったとする情報が寄せられ、市教委による調査の結果、硬式野球部部長の教諭(39歳)が、生徒の頭や胸を強く押すなど10件以上の暴力的指導を行っていたことなどが分かった。
同校の硬式野球部は、全国高校野球選手権大会に2度出場した強豪校。
2019年7月19日 「尼崎市立尼崎高等学校硬式野球部体罰事案及び関係教員の懲戒処分等について」(PDF:73KB)
関係教職員への処分
2019年7月19日、尼崎市教育委員会は、少なくとも2017年以降、部員の顔や胸を強く押すなどの「体罰」を繰り返したとして、硬式野球部部長の教諭を減給10分の1(3ヶ月)の懲戒処分とした。また、部員に1日ご飯7合を食べるノルマを課し、完食するまで帰宅させないなど不適切指導を行ったとして、硬式野球部コーチの男性臨時講師を減給10分の1(1ヶ月)の懲戒処分とした。
当該事件と同年に発覚した男子バレーボール部の暴力的指導事件についての監督責任で、桑本広志校長(58歳)と般若利博教頭(59歳)を何も減給10分の1(1ヶ月)とした。桑本校長と般若教頭は7月26日付で市教委事務局に異動する。
同校で相次ぐいじめ•暴力的指導事件
同校では2019年に発覚した当該事件を始め、第三者委員会で併せて調査が行われた、2017年夏以降にいじめ被害を訴え不登校になった女子生徒(高校1年生)の事件(尼崎市立尼崎高校水泳部員傷害事件)と、2019年夏以降にいじめ被害を訴え不登校になった女子生徒(高校2年生)の事件(尼崎市立尼崎高校水泳部員傷害事件)、2019年4月に男子バレーボール部のコーチが生徒が意識を失うまで平手打ちしていた上、監督の教諭も救急車を呼ばず報告もしなかった暴力事件(尼崎市立尼崎高校男子バレーボール部暴力的指導事件)が明らかになっている。
参考資料
“市立尼崎高体罰、教諭ら6人懲戒処分 兵庫、尼崎市長委” 産經新聞 (2019年7月19日) 他