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2024年(令和6年)6月25日、鹿児島県の私立中学校の男子生徒(中学1年生)は、寮の共同浴場で、一緒に入浴していた男子生徒に両足首を引っ張り上げられて転倒し、湯を張った浴槽の床に後頭部と首を強く打ち付け、頸髄不全損傷(全治約1か月)による右手麻痺の後遺障害を負った。
事件発覚後、学校は加害生徒2人を危険行為として指導したが、被害生徒側からいじめ認定を求める申立書が提出された後、重大事態に認定した。第三者委員会の設置は未定。被害生徒側は県警に被害届を提出し、受理されている。
事件の経緯
2024年6月25日、男子生徒は寮の共同浴場で、一緒に入浴していた男子生徒に両足首を引っ張り上げられて転倒し、湯を張った浴槽の床に後頭部と首を強く打ち付けた。
7月上旬、男子生徒は別の男子生徒に拳で肩を叩かれて痛みが強くなったため、10日に養護教諭に相談し発覚した。同日に病院を受診し、頸髄不全損傷(全治約1か月)と診断された。男子生徒は登校しながら通院と投薬を続けているが、10月現在も右手の親指と人差し指に力が入らなくなっている。
8月中旬、男子生徒の保護者は県警に被害届を提出し、受理された。
事件発覚後、学校は生徒らに聞き取りを実施した。加害生徒2人は「悪意はなかった」と話し、被害生徒との関係も問題が確認できなかったことから、危険行為として2人を指導した。
9月末、男子生徒の保護者からいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」の認定を求める申立書が提出され、学校は対応を再協議し、10月3日に重大事態に認定した。第三者委員会の設置時期は未定。教頭は「重く受け止めている。症状が早く改善し、普段通り学校生活を送れるように対応する」としているが、男子生徒の保護者は、「学校は被害の大きさをわかっていないと思う。私立の学校に対しても、行政もできることがあるのではないか」と話している。
参考資料
“私立中男子が寮で大けが 入浴中、同級生に足を引っ張られ転倒 学校はいじめ重大事態に認定、第三者委で調査へ 鹿児島県内” 南日本新聞デジタル (2024年10月8日) 他