嘉麻市立中学生傷害事件

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2021年(令和3年)6月以降、嘉麻市立中学校の女子生徒(中学1年生)は、クラスメートや部活動の同級生から、持ち物を「汚い」と扱われたり、競技の経験者であるにもかかわらず「未経験者のチームに入れよう」といった発言をされるなどの複数の嫌がらせ行為を受けた。

学校側は当初からいじめの事実を認識しており、被害生徒と加害生徒を同席させた面談を実施し、部活動の顧問でもある副担任は、その場で互いに謝罪させたり、「いじめが続けば2人とも部活動を辞めてもらう」と発言するなど、被害生徒に対して心理的圧迫を加えるような対応を行った。この面談の直後、女子生徒は不登校となり、学校に通えないまま卒業することを余儀なくされた。

学校は2022年に調査報告書を作成し、女子生徒に対する7件の行為をいじめと認定したが、女子生徒の保護者は、不登校になる直前に2人が同席した場での学校の対応に問題があったとして、市長に再調査を依頼した。

市長の諮問を受けた大学教授らで構成された「市いじめ問題調査委員会」は、2024年3月15日に公表された報告書で、女子生徒に加害生徒の面談を強要し、部活動の顧問でもある副担任が2人に「(今後の行動によっては)部活を辞めてもらわないといけなくなる」と発言したり、女子生徒にも謝罪を求めたことについて、「極めて不適切で不登校との関連性が認められる」と結論付けた。

女子生徒の父親は「娘は学校に通えないまま卒業した。『先生は助けてくれない』と傷ついた娘に寄り添ってほしかった」と話し、木本寛昭嘉麻市教育長は「大変申し訳ない。 真摯に受け止め、再発防止に努める」とコメントした。嘉麻市は「嘉麻市いじめ問題対策推進協議会条例」に基づき、いじめ防止対策を強化する方針を示した。

参考資料

“いじめ受け不登校になった生徒に、加害生徒への謝罪促す…部活顧問の指導「極めて不適切」” 讀賣新聞 (2024年3月16日) 他

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