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2025年(令和7年)5月21日午前10時15分頃、広島県の通信制のおおぞら高校の福山キャンパスの教室内で、女子生徒(17歳)は同級生とみられる女子生徒3人の肩や背中などを果物ナイフで突き刺すなどして殺害しようとして殺人未遂の容疑で逮捕された。
3人は怪我をして病院に搬送されたが、いずれも命に別状はないという。警察によると、当時は授業の合間の休み時間で教室にはおよそ20人の生徒がおり、ナイフは逮捕された女子生徒が持ち込んだとみられている。調べに対し女子生徒は「殺してやろうと思って刺すなどした」と供述して容疑を認めている。
事件を受け取材に応じた学校の担当者によると、福山キャンパスにはおよそ320人の生徒が在籍していて、生徒は授業をキャンパスに登校して受けるかオンラインで受けるかを選択でき、21日はおよそ130人の生徒が登校していたという。
事件が起きたのは1時間目と2時間目の合間の休憩時間で、教室が騒がしかったため職員が駆けつけたところ、女子生徒が刃物を持って立っていたため、職員が取り押さえたという。
動機については「学校が把握している情報はある」としたうえで「警察が捜査中のため発表は控える」としている。
おおぞら高校の原田隆一運営本部長は「被害のあった生徒と保護者におわびするとともに、ほかの生徒や保護者の皆さまにご心配をおかけし大変申し訳なく思います」と話した。
高校によると、逮捕された女子生徒は登校して授業を受けることが多く、おおぞら高校の原田隆一運営本部長と福山キャンパスの白井幸大キャンパス長は「友達を作りたい、学校生活を楽しめたらという思いが強い生徒で、勉強についても真面目に取り組んでいた」と話している。
事件があった教室と別の階にいた女子生徒は「先生から『午後の授業は中止するので下校するように』と伝えられた。校内が騒がしい様子はなかったが、外を見たらパトカーや救急車がとまっていて、何が起きたかわからず、びっくりしたし怖かった」と話している1。
- “広島 福山の高校教室内 生徒がナイフで3人切りつけた疑い 逮捕” NHK (2025年5月21日)