葛飾区立中学校女子ソフトボール部暴力的指導事件

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2022年(令和4年)4月に葛飾区立中学校に入学した女子生徒は、所属する女子ソフトボール部の外部コーチを務めている女性(40歳代)からLINEで「バカ」や「ハゲ」などのメッセージを受けたり、他の部員の前で「3歳の頭しかない」などと叱責された。

小学校時代から地域のソフトボールのクラブチームに所属していた女子生徒は、高校でもソフトボールを続けるつもりだったが、競技を続けるとコーチと関わるおそれがあるため、ソフトボール部のない高校への進学を余儀なくされ、競技を続けることを断念させられた。母親は学校と教育委員会に対して経緯を伝え、謝罪や改善を求めたが、学校側からは「娘が悪い」との返答があり、親子ともに精神的なショックを受け、最終的に競技を諦めるしかなかったという。卒業後もコーチや学校、区教委からの謝罪はなく、生徒が大好きだったソフトボールを続けられなくなり、保護者は「許せない」と憤っている。

区教育委員会はコーチの言動を暴言と認めているが、校長が2024年3月に「今の時代に合っていない指導だ」とコーチを指導し、その後は改善されたとしてコーチは現在も同校のソフトボール部で指導を続けている。

このコーチは2001年度から同校の有償ボランティアとして関わり続けており、2022年度からは会計年度任用職員、つまり非常勤公務員として正式な教育委員会所管の指導員として部活動指導の任務に就いていたが、教員ではないため処分を受けていない。これについて阿部俊子文部科学相は、2025年5月27日の閣議後記者会見で「指導者によるハラスメントは決して許されることではない」とし、外部コーチであっても不適切な指導をした場合は指導に携われないようにする仕組みを作る意向を明らかにしている。

事件の経緯

2022年4月 女子生徒は同校に入学し、女子ソフトボール部に入部した。

ソフトボール部コーチと女子生徒のLINEのやり取り
ソフトボール部コーチと女子生徒のLINEのやり取り。コーチ(左)のメッセージには怒りを表す絵文字が多用され、「ばか」という言葉もある=生徒提供(画像の一部を加工しています)
画像出典:毎日新聞

コーチは部員との連絡手段にLINEを使っており、女子生徒に対し、「声が小さい」などの理由で「バカ」「ハゲ」などと日常的にメッセージを送信していた。

2023年11月、コーチは「帰れ」と伝えた生徒に「帰りません」と言い返され、他の部員の前で「親不孝者!」「3歳の頭しかないな!」などとグラウンドに響き渡る声で女子生徒を怒鳴った。生徒はその後、反抗的な態度を取ったことをコーチに謝罪したが、コーチや校長からは「女子生徒が悪い」「部活に対する熱意が感じられない」と言われ、部活動への参加を約4か月間認められなかった。

参考資料

“「3歳の頭」外部コーチ暴言 女子ソフト部 生徒は競技断念 東京•区立中” 毎日新聞 (2025年5月30日) 他

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