尚絅学院中学生理科実験硫化水素発生事故

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2025年(令和7年)6月3日3•4校時、宮城県の私立尚絅学院中学校の2年生のクラスで理科の授業中、硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験中、女子生徒9人と男子生徒1人が目眩や頭痛、吐き気などの体調不良を訴え、救急車で市内の病院に運ばれた。いずれも症状は軽く、翌日には全員登校した。

同月6日、同校は消防と警察による調査の結果を発表した。それによると、原因としては、硫化鉄を作成する段階で、鉄と硫黄のかき混ぜが不十分な状態で加熱したため、硫化鉄以外に硫黄の蒸気や二酸化硫黄が発生した班があったと考えられる。また、硫化鉄に塩酸を加える段階で、誤って教科書の記載より濃度の高い塩酸を使用したため、硫化水素の発生速度や発生量が大きくなり、室内の硫化水素濃度が相当高くなったものと考えられる。

硫化水素を発生させる理科の実験は、学習指導要領の関係で5月頃から行われることが多く、生徒が気体を直接吸い込むなどの事故が全国で起きている。

事故の経緯

6月3日午前11時50分頃、同校の教諭から「理科の実験中、生徒が体調不良を訴えた」と通報があり、救急車や消防車など10台以上が集まった。約30人の生徒のうち、最初に3人が吐き気などを訴え、その後、授業が中断されてから別の部屋に移った生徒7人も体調不良を訴えた。

生徒10人は病院に搬送されたが、いずれも症状は軽く、保護者に引き渡された。消防が校舎を検査し安全を確認したが、同校は高校も含めて午後の授業を取りやめ、生徒全員を帰宅させた。

学校によると、教員と助手の合わせて2人で実験を監督していて、事前に実験をして安全性を確かめていたという。

参考資料

“「薬品の濃度を誤り硫化水素が多量に発生した可能性も」理科の実験で中学2年生10人が吐き気など体調不良 事前に安全性確認も 仙台” tbc東北放送 (2025年6月3日) 他

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