尼崎市立金楽寺小学校教師によるわいせつ事件

兵庫県尼崎市立金楽寺小学校に勤務する男性教諭(32歳)は､2019年(令和元年)9月18日午後10時~19日午前6時半の間､同県香美町にある尼崎市立の宿泊型研修施設美方高原自然の家とちのき村で､林間学校に引率していた女子児童(小学5年生)が寝ている部屋に入り､就寝中の4人にわいせつな行為をした｡

左右それぞれ5つの2段ベッドが置かれた10人部屋で､女児8人がベッドに寝ていた｡林間学校の3日目､就寝時間を過ぎ､女児たちが寝静まった深夜､男性教諭は足音を立てないようにこっそり部屋に侵入し､8人のうち4人の体を次々と触りまくった｡被害にあった児童は｢寝ている間に体を触られた｡怖くて寝たふりをしていて目をつぶっていたので､顔は見られなかった｣と証言している｡

被害にあった女子児童が女性教諭に相談し､女性教諭は19日に施設近くの駐在所に届け出た｡防犯カメラの映像などから男性教諭の関与が浮上した｡男性教諭は容疑を認め､動機について｢部屋に入った段階でついそういうことをしてしまった｡何でそんなことをしたのか､自分でもよく分からない｣と話している｡

林間学校直前の9月13日には男性教諭が女子児童に抱きつくなどのわいせつな行為を行っており､保護者が訴えていた｡被害者の訴えを受けた学校側は男性教諭から聞き取りを行ったが､｢ハグではなくて､男子生徒にも女子生徒にも肩に手を置くなどしていただけ｣だとして､学校側は｢いくら先生とはいえ､そんなんしたらあかんで｣と注意をした上で林間学校に同行させた｡

2019年10月30日､神戸地検は｢被害者が児童であることに配慮した｣という理由で男性教諭を不起訴処分とした｡

男性教諭は結婚していて子どもが2人おり､下の子どもが生まれたばかりだった｡また､2019年春には4000万円もする新築高層マンションを購入したばかりだった｡

参考資料

“I顔画像は?勤務先は金楽寺小学校で特定!その根拠は?女児に何を?” 今!読みましょう (2019年9月23日) 他

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