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仙台市立小学校に通う女子児童(小学5年生)は、2023年(令和5年)4月以降、複数の同級生から「来ないで」などと言われ無視される状態が続き、6月にはトイレの個室で頭を叩かれる暴行を受け、その後も「死ね」などと暴言を吐かれる状態が卒業まで続き、登校できない状態になった。女児と保護者は、その都度、学校に相談したものの、納得のいく対応はとられなかった。
学校側は同年7月には身体的ないじめを認知し、関係する児童への聞き取りなどを行ったとしているが、その後も暴言や無視などは続いた。女児は学校を休みがちになり、6年生になった1年間の欠席日数は不登校重大事態の目安となる30日を超えて80日以上になった。学校側は「いじめが要因の欠席との認識はなかった」としていて、女児の保護者はこの対応に不信感を抱き、2025年6月12日に「いじめ重大事態」の申し立てを行った。市教委は保護者からの申し立てを受け、「いじめ重大事態」と認定し、調査を進めることを明らかにした。
2025年6月18日、保護者から相談を受けた伊藤優太仙台市議(市民の会所属)は記者会見で「なぜ本事案は保護者からの申し出があるまで、いじめ重大事態として対応されなかったのでしょうか。いじめ重大事態隠しと受け取られかねません」と市教委の対応を批判した。天野元仙台市教育長は「申立書提出まで、取り扱いの決定がなされず、深く反省」とし、今後速やかに校長会を開き、対応の徹底を求める考えを示した。
参考資料
“「死ね」と女子児童が暴行•暴言受ける 学校が把握後も行為続く…市教委がいじめ重大事態に認定〈仙台〉” 仙台放送 (2025年6月18日) 他