名古屋市立御劔小学校教師によるわいせつ事件

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2025年(令和7年)1月、名古屋市立御劔(みつるぎ)小学校の男性教諭(34歳)は、名古屋市熱田区の駅のホームで当時15歳の少女のリュックサックに精液を付着させたとして、器物損壊罪の容疑で同年3月に愛知県警に逮捕された。その後、2023年と2024年には当時11歳の女子児童2人の音楽の授業で使うリコーダーの吹き口に、学内で自ら手淫して射精した精液を付着させたり、2025年1月頃、担任を務めるクラスの教室内で当時8歳の女子児童の給食の皿の中のスープに瓶に溜めていた自身の精液を混入させたとして、不同意わいせつや器物損壊などの罪で追起訴された。押収されたスマートフォンには、これらの行為を自ら撮影したとみられる画像や動画が残されていた。

男性教諭は市の聞き取りに「被害者の方に一生残る傷を負わせてしまった」などと話しているという。また、「学校で盗撮した画像をグループチャットに投稿していた」とも話している。

男性教諭は名古屋市立小坂小学校教師による盗撮事件横浜市立本郷台小学校教師による盗撮事件の加害教諭を含む小学校や中学校の教員10人近くが秘匿性の高いメッセージアプリ「Element」を使ったSNS上のグループチャットで女子児童の着替えを盗撮した約70点の画像や動画を共有していた事件のメンバーであり、男性教諭の携帯電話を解析し、グループの存在が判明した。県警は、グループがネット上で盗撮に関心がありそうな教員を探し、アプリに誘導した可能性があるとみている。

2025年6月30日、名古屋市教育委員会は男性教諭を懲戒免職処分とした。

同校の教頭は取材に対し、「教員同士でも『あの先生がまさか』とショックを受けている」「保護者や児童にも一定の信頼がある教員でしたので、今回のようなことに気づくことは正直なところできませんでした」と話している。保護者も「明るく元気で、とにかくいい先生に見えていました」「学芸会でピアノを弾いて、子ども達から『すごいね!』って言われていた」と話している。

男性教諭の家庭環境は、父親は愛知県内の中学校で校長を歴任し、自治体の教育委員会で学校教育課長という要職にも就いた人物で、退職後も公益財団法人の理事として教育振興に尽力し、AIを活用した教育支援の重要性を語るなど、地域の教育を牽引するリーダー的存在であり、母親も名古屋市内の2つの中学校で校長として定年まで勤め上げた人格者だった。男性教諭も「4、5歳の頃から掛け算や九九もできていた頭のいい子」(かつて一家と親交があった教員談)だった。

男性教諭は進学校の名古屋市立菊里高校を卒業後、愛知教育大学へ進学した。少林寺拳法に没頭しており、高校1年と2年の時に2年連続で「型」の部門で県予選を優勝し、大学時代の2009年の大会では最優秀賞を受賞した。

臨床心理士などの専門家は、男性教諭の行為の背景には、対象を「物」として扱い、完全に自分のコントロール下に置き、汚染することで精神的は支配欲や万能感を満たしたいという、極めて歪んだ心理があると指摘する。特にリコーダーへの行為は、子どもの唇が直接触れるという極めてパーソナルな楽器を汚すことで、被害女児の純粋さや尊厳そのものを征服しようとする倒錯した加害欲の表れであるとしている。

刑事裁判

名古屋地検は元教諭を不同意わいせつと器物損壊などの罪で起訴した。

一審(名古屋地裁)

2025年7月17日、名古屋地裁(須田健嗣裁判官)の初公判で、検察側は冒頭陳述で、元教諭は2023年5月~2025年1月、当時11歳の児童2人に対し授業で使う楽器に体液を付着させたり、当時8歳の児童の給食の食器に体液を混入させ、その行為をスマートフォンで動画撮影し、チャットグループ内に動画を投稿し、承認欲求を得る目的があったと指摘した。元教諭は「間違いありません。被害者に一生残る傷を負わせ、大変深く反省しています」などと述べ、起訴内容を認めた。

参考資料

“《女児盗撮10人グループ事件》「女児2人のリコーダーに…」S被告(34)の父親も教師だった!中学校長、教育委員会の課長を歴任” 文春オンライン (2025年6月29日) 他

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