北九州市立中学校教師によるわいせつ事件

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2024年(令和6年)11月、北九州市立中学校の男性常勤講師(26歳)は、同市小倉北区のホテルで市内在住の女子中学生2人に性的暴行を加えるなどしたとして逮捕された。

女子中学生Aさんに対しては、11月3日(日)の午前11時頃から午後4時頃までの間、同市小倉北区のホテルで性的暴行を加え、その様子を自身のスマートフォンで撮影して保存していた。

女子中学生Bさんに対しては、門司区の店舗駐車場に止めた車の中でわいせつな行為をし、11月30日(土)の午後1時頃から午後4時頃までの間、同市小倉北区のホテルで性的暴行を加えた。

2025年1月31日、北九州市教育委員会は児童生徒性暴力等の理由で男性常勤講師を懲戒免職処分とした。

同年7月10日、福岡地裁小倉支部は「被害者が、被告と性的関係を持つことの意味合いや影響を熟慮できない成長段階にあることに乗じた犯行で、強い非難に値する」と指摘し、そのうえで「今後の成長過程において表面化するであろう被害者への影響は深刻になると懸念され、刑事責任は重い」として懲役6年(求刑懲役7年)の実刑判決を言い渡した。

刑事裁判

女子中学生Bさんに対する事件について、検察側は論告求刑公判で「常習的にわいせつ行為を繰り返す中、位置情報が親に知られて発覚することを避けるため、スマートフォンをコインロッカーに預けさせたうえで犯行に及んでおり、手口は巧妙かつ手慣れている。悪質極まりない」と主張した。

一審(福岡地裁小倉支部)

2025年7月10日、福岡地裁小倉支部(三芳純平裁判長)は、「自身の性的欲望を満たすため」と認定したうえで「動機や経緯に酌むべき点はない」と厳しく指摘し、懲役6年の実刑判決を言い渡した。

裁判長は「中学校の常勤講師として勤務していた被告人が、その立場にもかかわらず、被害者らと多数のメッセージをやり取りする中で積極的に甘言を弄して性的な話題を繰り返し提供するなどして会う約束を取り付け、ホテルに誘うなどして一連の犯行に及んでいる。各被害者が被告人と性的関係を持つことの意味合いや影響を未だ熟慮できない成長段階にあることに乗じた犯行であるといえ、強い非難に値する」と指摘した。

判決では被害者への影響についても言及され、「各被害者は、事件当時から被告人に嫌悪感を有していたわけではないにしても、本来であれば明らかに不本意であるはずの性的関係を持たされた。今後の成長過程においても表面化するであろう、本件の被害に遭ったことによる影響は深刻なものになると懸念される」と指摘し、被害結果は重大であり、各被害者の保護者が被告の厳罰を望んでいることも「当然といえる」と判断している。

犯行の動機について、「自身の性的欲望を満たすために犯行に及んだ側面が強い」「本件の動機や経緯に酌むべき点はない」と指摘し、そのうえで被告の情状面(前科がないこと、事実を全て認めていること、父親が監督を誓約していること、被害者の保護者に被害弁償の申し出をしたこと)なども考慮したうえで「刑を減軽した上で執行猶予を付すことが視野に入る事案ではない」として被告に懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

参考資料

“「性的欲望を満たすため」女子中学生2人に性的暴行 26歳中学校教員の男に「動機や経緯に酌むべき点はない」懲役6年判決” RKB毎日放送 (2025年7月13日) 他

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