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2024年(令和6年)10月から12月の間、鳥取県の児童養護施設青谷こども学園で、男性保育士が入所する男子中学生に対し指導内容に対する口止めを行っていたとして、県はこれを心理的虐待と認定した。
定期的に行われていた担当児童相談所と男子生徒との面談の場で、2025年7月1日に男子生徒が普段一緒に生活をしている男性保育士から、複数回にわたり「嫌なことを言われているので生活しづらい」、「日常生活について何でできないんだと言われた」などと相談し、発覚した。
これを受け、県が調査したところ、男性保育士は男子生徒にとって負担となる日常生活の指導を複数回行っており、そうした指導内容を他の職員に口外しないよう求めていたという。この対応は、大人が子どもを威圧する行為であり、心理的負担を強いていることが明らかであることから、心理的虐待として認定された。暴行や他の入所児童への虐待はないという。男子生徒は他の職員にも相談していたが、園長などによる注意に留まっていた。現在、男性職員は児童の支援業務からは外れていて、別の施設でコンプライアンス研修を行っているという。鳥取県は施設に対し、まずはこの事案を振り返り、運営全般に関する改善を求めている。
参考資料
“児童養護施設「青谷こども学園」で入所児童に対し心理的虐待 指導内容を他の職員に口外しないように求める 鳥取県鳥取市” 日本海テレビ (2025年8月21日) 他