会津坂下町立坂下中学生自死事件

ADDRESS & CONTACT


GPS

37.563825, 139.812001


OPENING HOURS

CLAIM LISTING


Is info on this listing outdated? Are you owner of this business? Register and claim it now.

2014年(平成26年)5月に会津坂下町立坂下中学校の男子生徒(中学1年生)の筆箱が隠された事件(後にトイレの掃除用具入れから見つかる)が起きたこと受けて、学校が過剰な犯人探しを行ったために、男子生徒に対する暴力がエスカレートして、男子生徒は学校に行けなくなった。
男子生徒はフリースクールを経て通信制高校に通っていたが、5年後の2019年1月9日に自死した。

2019年3月18日 調査委員会は、筆箱隠しはいじめに該当するとしたが、禁足については「生徒指導の一環であり、不適切とは言えない」と判断した。

事件の経緯

2014年5月 男子生徒の筆箱がなくなり、後にトイレの掃除用具入れから見つかった。
これを受け、学校は犯人探しを行い、犯人が見つからなかった(名乗り出なかった)ことから、「トイレ以外は表に出るな」という罰則(禁足)を科した。
これにより、学校内の雰囲気が悪くなり、その鬱憤は次第に男子生徒に向くようになり、無視や暴力といったいじめがエスカレートするようになった。
そのためにE男子生徒は学校に行けなくなった。2年生になっても同様の状態が続いたが、学校側は男子生徒が学校に行けるような環境を整える努力をしなかった。

2016年12月に父親が学校にいじめ防止対策推進法に基づく調査を依頼した。
教育委員会から諮問を受けた会津坂下町いじめ問題専門委員会は、いじめに関する事実が明確にならなかったとして、不登校といじめの関連に関して「明確に指摘できることは得られなかった」とした。

男子生徒はフリースクールを経て通信制高校に通っていたが、5年後の2019年1月に自死(通信制高校1年•17歳)した。

調査委員会

調査委員会の設置•調査内容

2016年12月に父親から学校に出されたいじめ防止対策推進法に基づく調査の依頼を受けて町の専門委員会が調査を行う。

報告書

2017年7月31日

  • いじめに関する事実が明確にならなかったとして、不登校といじめの関連に関して「明確に指摘できることは得られなかった」とした。
  • ただし、学校の雰囲気を考慮するといじめがあった可能性が高く、それが不登校の原因の一部になっていると考えられる。また不登校の最も大きな原因は、禁足による対応後の学校の雰囲気であると考えられるとした。

会津坂下町いじめ問題専門委員会 調査報告書(答申)」(PDF:83KB)

再調査委員会の設置•調査内容

2019年3月18日 父親からの再調査要請を受けて、第三者委員会が発足した。

報告書

2019年3月18日 筆箱隠しはいじめに該当するとしたが、禁足については「生徒指導の一環であり、不適切とは言えない」と判断した。禁足のきっかけとなったいじめにはついては、具体的に明らかにしなかった。

会津坂下町いじめ問題調査委員会報告書(概要版)」(PDF:106KB)

再々調査委員会の設置•調査内容

2019年4月4日 保護者は町に3度目の調査を要請した。当該生徒が自死したことから、調査を実施する理由を「不登校」から「自殺」に変更する必要があるとの考えを伝えた。

2019年8月 町が応じないため、県教委に対して再調査に向けた指導をするよう求めたが、県教委は「法的に権限がない」との考えを示した。保護者は、文部科学省に対し、再調査の実施に向けて町を指導するよう求める申し入れを行う。
(1) いじめ目撃情報の積極的な調査
(2) 高校生になった長男が今年1月に自ら命を絶ったことへのいじめの影響の調査-など4点。

民事訴訟

2019年2月28日 Eさんへのいじめに関するアンケート結果の開示を拒否され精神的苦痛を受けたとして、保護者が町に100万円の損害賠償を求め会津若松簡裁に提訴した。

外部リンク

いじめを防ぐために、自死した「江川つなぐ」いじめ事件 再調査のために署名を!町民と同じ数15,000人分を集めたい!|change.org

参考資料

『政経東北』2019年4月号” 他

この記事をSNSでシェア!

FEATURES & SERVICES

LOCATION ON MAP

CONTACT OWNER

NEW SEARCH

この記事をSNSでシェア!
テキストのコピーはできません。