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久留米市立小学校に通っていた男子児童(小学4年生)は、2023年(令和5年)5月頃から所属していた校外のスポーツチームや学校で、同級生や上級生から「ださい」などの悪口を言われ、クラブ内でいじめについて話し合う場に出席させられて精神的苦痛を受け、不登校になった。
2023年9月、男子児童と保護者からいじめに関する申し立てが学校にあった。(市教委の発表)男子児童は不登校になった後、市外の学校に転校した。
市教委はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定したが、学校は聞き取り調査の結果、事実関係は確認できなかったとした。
調査委員会
調査報告書•その後
2025年9月19日、第三者委員会は男子児童が所属するスポーツチームのチームメートが児童の自転車を「ださい」と言った行為をいじめと認定したが、「不登校につながるほどの心理的影響を与える行為であるとは一般的に言い難い」として不登校の原因とは認めなかった。一方、チーム内の話し合いの場に他の保護者の要請で意に反して出席させられたことなどで、男子児童に新たな精神的苦痛が生じ、不登校やその後の転校に影響したと考えられると結論付けた。
学校と市教委の対応については、スクールカウンセラーなどを交えた組織的対応が不足していたことや、学校と市教委間で連携が不足していたことなどを課題とした。再発防止に向けては、いじめに関する研修の促進などを挙げた。
市教委によると、報告書について保護者は「訴えた被害が事実として認定されていない点があり、2年という長い期間を考えても納得できない結果になりました」などと話したという。記者会見した平田敬一教育部長は「報告書を踏まえて、学校でのいじめの早期発見と早期対応、学校と市教委が連携した再発防止に取り組みたい」と述べた。
参考資料
“福岡県久留米市立小学校の男子児童へのいじめ、第三者委員会が一部行為を認定…不登校の原因とは認めず” 讀賣新聞 (2025年9月20日) 他