府中町立府中緑ヶ丘中学生不適切指導自死事件

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2015年(平成27年)12月8日、広島県安芸郡の府中町立府中緑ヶ丘中学校の男子生徒(中学3年生•15歳)は、専願受験で私立高校への進学を目指していたが、学校の不手際により別の生徒の万引きの冤罪を被らされ、「1年生の時に万引きをした」と内申書に虚偽の記載をされたため、志望する私立高校への推薦が認められないと学校側から伝えられた後、自死した。

男子生徒の自死後、1年生時に万引きしたのは別の生徒だったことが判明した。1年当時、生徒指導の会議資料に記されており、その場でミスが判明し訂正されたが、資料の元データは訂正されず、そのまま引き継がれていたとみられる。

町教委と中学校は、「個人情報の管理がずさんだった」として、遺族に謝罪したが、学校推薦を受けられないことが自殺の原因になったかどうかについては「可能性はあるが断定できない」として、第三者委員会を設けて詳細な調査を進めるとした。尚、この問題を受けて、校長及び関係教職員には懲戒処分が科される予定であるとしているが、具体的な処分内容は不明である。

2016年11月3日、第三者委員会が町教育委員会に報告書を提出した。
やっていない「万引き」を理由に私立高校への推薦はできないと告げられたことが、生徒の自殺要因の一つになったと指摘した。教員間の不適切な引き継ぎに基づく「万引き」との指摘に生徒が否定できなかった点など複数の要因が重なり、自殺に至ったとした。

2020年3月25日、町が「進路指導の過程で重大な過誤があり、その結果として自死が生じたことを認め」、男子生徒の遺族に和解金2878万円を支払うことで和解した。

調査委員会

調査委員会の設置•調査内容

町教委と中学校は、「個人情報の管理がずさんだった」として、遺族に謝罪したが、学校推薦を受けられないことが自殺の原因になったかどうかについては「可能性はあるが断定できない」として、第三者委員会を設けて詳細な調査を進める。

2016年3月31日から計25回の会合を開催した。

調査委員

教育学の教授や弁護士、臨床心理士ら5人で構成。

調査報告書•その後

2016年11月3日、第三者委員会が町教育委員会に報告書を提出した。
やっていない「万引き」を理由に私立高校への推薦はできないと告げられたことが、生徒の自殺要因の一つになったと指摘した。教員間の不適切な引き継ぎに基づく「万引き」との指摘に生徒が否定できなかった点など複数の要因が重なり、自殺に至ったとした。

また、同委は「この生徒と教員との間に日常的な信頼関係が十分に構築されていなかった」と背景を指摘した。問題点として、組織的な生徒指導、進路指導の欠如、「荒れ」の克服にとらわれた強権的、抑圧的な指導に陥り、学校が共感的な支援をしなかったことなどを問題点に挙げ、生徒指導や情報管理の見直しを求めた。

府中町立◯◯◯中学校男子生徒の自死に係る調査•健闘について(答申)ー概要版ー」(PDF:382KB)

民事損害賠償請求訴訟

提訴

2018年12月5日、男子生徒の遺族が町に約6700万円の損害賠償を求めて提訴した。

一審(広島地裁)

2020年3月25日、町が「進路指導の過程で重大な過誤があり、その結果として自死が生じたことを認め」、男子生徒の遺族に和解金2878万円を支払うことで和解した。

参考資料

ウィキペディア|府中町立府中緑ヶ丘中学校” 他

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