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岡山県の私立関西高等学校に通う男子生徒(高校1年生)は、入学直後の2024年(令和6年)5月頃から所属する野球部で、複数の先輩部員から「帰れや、死ね、消えろ」と暴言を吐かれたり、バットの柄で叩かれたり、空気入れの先端部分を肛門に挿入されて空気を入れられるなどの暴行を受け、同10月に適応障害の診断を受けて翌月に自主退学を余儀なくされた。
男子生徒側は加害者の当時2年生の先輩部員5人と学校側に処分と損害賠償を請求し、学校側の申し立てで兵庫県弁護士会紛争解決センター(ADR)が利用され、2025年9月5日に和解が成立した。和解内容は非公表としている。
男子生徒の報告で先輩部員の一部は停学処分になったが、先輩部員側の認識は、暴言については「ふざけていたから注意した。口調がきつくなったかもしれない」と説明し、バットで叩いたり空気入れを挿入したりする行為は「事実がない」「男子生徒自らやった」としている。
男子生徒は「学校の対応が不誠実で退学せざるを得なかったが、今も悔しさを感じている。同じような思いをする人が二度と出ないような学校になってほしい」と話している。
同校は取材に「いじめで当校の生徒が退学し、和解が成立したことは事実。受け止めなどは和解内容に触れるためコメントできない」としている。
参考資料
“関西高野球部でいじめ 1年が適応障害で自主退学 当事者と代理人弁護士が記者会見” 山陽新聞デジタル (2025年10月16日) 他