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愛媛県の私立済美高等学校の元生徒2人は、2025年(令和7年)4月に入学後、6月上旬までに同級生との間でトラブルになり、トラブルを把握した同校は、関係者への聞き取りで「重大ないじめ案件」と認定し、7月に退学処分や自主退学処分にされた。
2025年10月23日、元生徒2人は2人の言い分を聞くなど十分な調査が行われないまま同級生に対するいじめの加害者にされ、不当な退学処分などを受けたとして、同校に対し計約2000万円の損害賠償などを求めて松山地方裁判所に提訴した。
民事損害賠償請求訴訟
提訴
2025年10月23日、元生徒2人は、学校側の調査が不十分なまま「いじめの加害者」と認定され、不当な処分を受け精神的苦痛を被ったとして、同校を運営する学校法人済美学園に対し、計約2000万円の損害賠償を求めて松山地方裁判所に提訴した。
元生徒側の主張
• 学校側が「重大ないじめ」と認定したことについて、事実確認が不十分であった。
• いじめ防止対策推進法に基づく適切な調査が行われなかった。
• 十分な反論の機会が与えられないまま、一方的に加害者とされ不当な処分を受け、精神的苦痛を被った。
これらの処分によって社会的評価も低下したとして、済美高校に対しそれぞれ損害賠償を求めている。
原告の保護者らは同日に記者会見を開き、「一方的に不当な処分を言い渡され、子どもの未来を奪われた」と主張した。
2025年10月、松山地方裁判所で開かれた第1回口頭弁論で、学校側は請求の棄却を求めて全面的に争う姿勢を示した。
参考資料
“「いじめ加害者にされ退学処分」 元生徒2人が済美高を提訴 愛媛” 毎日新聞 (2025年10月23日) 他