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2025年(令和7年)6月中旬の午後8時頃、大阪市淀川区の淀川河川敷で、中学時代の同級生で同じラグビー部の友人だった少年2人から「遊ぼうや」と電話で呼び出された男子生徒(高校1年生•15歳)は、河川敷に着くといきなり「けんかしようや」と絡まれ、命の危険を感じるほどの凄絶なリンチを受けた。男子生徒は「やめてほしい」と伝えたが暴行は止まらず、土下座させられた上、川に入るよう命令された。「濡れていたらばれるから」と下着姿になることも指示された。

画像出典:FRIDAY DIGITAL
暴行は2日間にわたって行われており、川に入らされたのは1日目だったといい、男子生徒は顔面打撲傷や左大腿打撲傷などの全治約3週間の大怪我を負った。
捜査関係者などによると、少年らは容疑を認めており、男子生徒を河川敷に呼び出し、「スパーリング」と称して無抵抗の男子生徒に暴行し、その様子を動画で撮影するなどしていた。男子生徒には発達障害があり、意思表示がうまくできないことを逆手に取った凶行だった。
主犯格の少年が暴行の模様を撮影した動画を周囲に見せびらかしていて、動画を見た人が男子生徒の妹に「お前の兄ちゃん、殺されるよ」と知らせたことがきっかけで事件が発覚し、同年9月30日、大阪府警は6月中旬に大阪府淀川区の河川敷で男子生徒の顔や体を殴ったり蹴ったりした上で、下着姿で川に入らせた傷害と強要の容疑で、いずれも10代の少年2人を書類送検した。

画像出典:FRIDAY DIGITAL
動画には、ボクシンググローブをはめた少年が男子生徒の顔や腹部を何十発も殴打したり蹴ったりする様子や、殴るだけでは怒りが収まらなかったのか、男子生徒に土下座で謝罪するよう求め、指示通り土下座をした男子生徒の頭をもう一人の加害少年が靴で踏みつける様子などが記録されていた。加害者らは男子生徒に対して、もう一回スパーリングをするか、カネを払うか、川に入るかどれかを選べと迫り、男子生徒はシングルマザーの母親に金銭的な迷惑を掛けたくないと考え、「川に入ります」と答えた。男子生徒は服を脱ぎ、下着姿で川に入り、水が冷たいと訴える男子生徒に対し、加害少年らは笑い声を上げながら「胸まで浸かれ」「そこで10秒耐えろ」などと指示を出した。男子生徒は川に入らされた時に命の危険を感じたが、加害少年らは「もっと奥まで行け」などと言っていた。
男子生徒の母親は事件が起きてから約1週間後に一連の事態を知った。男子生徒に時間をかけてゆっくり詳細を尋ねると重い口を開き、繰り返し電話をかけられて呼び出されたこと、反撃を恐れて抵抗せずに暴行が終わるまで我慢していたことなどを「怖かった」と涙ながらに全てを打ち明けてくれた。被害を母親に伝えなかったのは「シングルマザーのママに心配をかけたくなかったから」と言い、その言葉に母親は「なぜ自分がもっと早く異変に気づいてあげられなかったのか」と涙を流した。

画像出典:FRIDAY DIGITAL
事件後、男子生徒は少年らとの関係を断っているが、あの夜の出来事は「忘れたくても忘れられない」と言い、深夜にふとフラッシュバックすることもあり、事件を思い出すと頭が痛くなるという。母親は「発達障害のある息子が遊び道具のようにされたことは許せない。『障害があるから守ろう』とする、そんな社会になってほしい」と訴えている。
参考資料
“涙の母親「発達障害の息子をおもちゃに」 暴行、土下座を動画撮影、被害生徒にトラウマ” 産經新聞 (2025年10月1日) 他