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2025年(令和7年)6月、愛知県の弥富市立小学校に通う男子児童(高学年)は、プール授業を終えた後の着替えの際、複数の児童が裸でふざけて遊んでいる中で、うつ伏せで床に寝転んだことを同級生の男児から「床に体をこすりつけていた」と言われ、男児はこの説明を否定したが、担任の女性教諭から「寝転んだだけだったとしても勘違いされる行為だ。嫌な気持ちになる子もいる。社会に出たらわいせつ罪になる」と叱責されて床を拭かされた。
男児は他の児童からも「(陰部を)こすりつけていたんでしょ」などと言われて仲間外れにされるようになり、学校での居場所が無くなった。学校側は発端となった同級生男児の言動について「いじめ」との認識を示したが、担任教諭らはこの発言を機に広がった男児への誤解を解く対応を取らず、「見守り」に留めた為に、男児は転校を余儀なくされた。
事件の経緯

画像出典:毎日新聞 (2026年1月6日)
6月、プール授業を終えた後の着替えの時、複数の児童が裸でふざけて遊んでいる中で、男児はうつ伏せで床に寝転んだ。すると、同級生男児は「床に体をこすりつけていた」などと言った。この説明を否定した男児に対し、担任の女性教諭は「寝転んだだけだったとしても勘違いされる行為だ。嫌な気持ちになる子もいる。社会に出たらわいせつ罪になる」として床を拭かせた。
男児は帰宅後、「担任教諭から叱られて、雑巾がけを指示された」と泣きながら話した。保護者は、担任教諭の報告と食い違いが大きかったことから学校側に照会すると、学校側は同級生男児に「相手を傷つける言動はよくない」と言って指導したことを明らかにした。
この後、男児は他の児童からも「(陰部を)こすりつけていたんでしょ」などと言われて仲間外れにされるようになり、学校での居場所が無くなった。
保護者は、同級生男児の発言が肯定されたまま、「陰部を床にこすりつけていた」との認識が広まっているとし、担任教諭がクラスメートの前で訂正して欲しいと要望したが、学校側は「それが元で周りから避けられているような事実はみられない」との回答だった。
その後も、保護者と学校側の話し合いは平行線を辿り、学校側は「股間が床につく事実はこすりつけているのと変わらず、そのように見えてしまうのは仕方がない」との見解に終始した。
保護者は、2学期が始まる直前の8月末、「学校に行きたくない」と訴える男児にどう対応すべきかを相談した。校長は、これまでと同様に「見守っていく」と述べるだけだったことから、転校を決意した。
調査委員会
調査委員会の設置•調査内容
2025年10月、学校側が対応を取らなかったため、いじめの被害が拡大したと考える保護者の申し出を受け、市教委は「いじめ重大事態」として医師や弁護士らによる第三者委員会を設立し、関係者へのヒアリングなどが進めている。
保護者は、男児が言葉で説明することを苦手としているとした上で、「これまで、理解のある先生方に支えられて学校生活を送ることができていたのに、『汚い』と言われたことで自分を責めるようになってしまった。担任教諭の指導を不適切と認め、報告書には具体的な提言を盛り込んでほしい」と話している。
学校の教頭は「第三者委が調査中なのでお話しできない」、第三者委の事務局を担う市教委は「調査は公平中立に進められている。我々もできる限り協力したい」としている1。
- “「誤解解かず、いじめ被害拡大」 不適切指導の訴えで第三者委が調査” 毎日新聞 (2026年1月6日)