神戸市立中学生自死事件

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2023年(令和5年)10月25日、神戸市立中学校に通う男子生徒(中学3年生•15歳)は、入学直後からクラス全員から無視されたり、暴言を吐かれたり、上級生から校内で暴行を受けたことを苦にして自死した。男子生徒と保護者は何度も学校側に相談していたが、学校側は男子生徒の死後、保護者が実名で事件の詳細をブログに掲載して新聞各社が報道するまで「有耶無耶な答えばかり」(保護者のブログより)に終始した。

2026年1月19日、調査委員会は2021年に複数の生徒が男子生徒の容姿に言及したことなど2件の行為をいじめと認定する一方、行為から自殺した日まで長期間経過していることなどから、自殺の直接的要因と判断するのは困難と結論付けた。また、男子生徒の欠席日数が2、3年時に年間30日を超えていたにもかかわらず、学校はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として市教委に報告していなかった点について、第三者委は、学校はいじめによる不登校の可能性について協議し、重大事態として同法に基づく対処や再発防止の措置を取るべきだったとした。

事件の経緯

男子生徒は2021年4月の入学直後から「クラス全員から無視される」「暴言を吐かれた」などと周囲に訴え、家族が学校側に相談していた。
同年秋(中学1年生)、男子生徒は複数の生徒から「太っている」など容姿に関する発言をされた。

男子生徒は2年生に進級すると不登校がちになり、2022年秋頃には校内で上級生から暴行を受けて警察に相談した。
同年10~11月、男子生徒は昼休みにクラスメートで行うボール遊びでボールを回してもらえなかった。

男子生徒は学校を休みがちになり、2023年春頃からは本人の希望で校内の不登校教室に通っていた。

2023年10月25日午前、学校から「生徒が登校していない」と家族に連絡があり、同日午後に自宅で自死しているのが見つかった。遺書は見つかっていない。男子生徒の母親は「いじめの解決に向けて学校に相談してきたが、事態が改善することはなかった。15歳の子が命を絶つほどの苦しみがあったことを、学校や教育委員会はどのように受け止めているのか」と話した。

同日以降、男子生徒の遺族らが学校に対し、男子生徒が上級生から殴られたと訴えた事案の対応を批判し、ブログでも「15歳の少年が、いじめで自殺に追い込まれました。学校側がその事実を把握していたにも関わらず、報告もなにもなく、有耶無耶な答えばかりの結果がこれです。」「今後このようなことが二度と起きないように、再発防止も含めて拡散お願いします」と発信し、新聞各社にも実名で通報し、各社が「神戸の中3自殺か、家族がいじめ被害訴え」、「欠席30日超いじめ『重大事態』認めず」、「学校『重大事態』対応せず、いじめ訴え死亡」などと報道する事態になった。
一連の報道を受けて神戸市教育委員会はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認めた。

調査委員会

調査委員会の設置•調査内容

2024年1月22日、神戸市教育委員会は、外部の専門家でつくる第三者委員会「令和5年度神戸市立中学校自死事案に関するいじめ等調査委員会」の設置を決め、いじめの有無などの調査を行った。

2024年2月2日から2026年1月7日までに計29回開催

調査委員

委員長:羽下大信:臨床心理士(住吉心理オフィス)
榎本昌起:社会福祉(えのもとソーシャルワーカー)
胡田裕教:学識経験者(滋賀県立大学)
松本隆行弁護士(みなと元町法律事務所)
吉田竜一弁護士(姫路総合法律事務所)

調査報告書•その後

2026年1月19日、調査委員会は2021年に複数の生徒が男子生徒の容姿に言及したことと、2022年10~11頃、昼休みにクラスメートで行うボール遊びでボールを回してもらえなかったことの2件について「いじめ」と認定した。他の事案についても検討したが、認定には至らなかったなどとした。生徒側からは上級生から暴行を受けたとの訴えもあり、調査したが、暴力事件があったと認定するだけの証拠は不十分とした。

自殺の原因については、いじめの行為から自殺した日まで長期間経過していることなどから、自殺の直接的要因と判断するのは困難と結論付け、いじめのほか、いじめの根本的な調査や解決がなされなかったことに加え、進路問題や担任の指導など複数の要因が重なり、生徒には精神的なストレスが残っていたとし、「孤立感の中で自殺を選択するに至った」と言及した。第三者委員会の羽下大信委員長は、記者会見で「いじめがあったから自死したとはいえない」と話した。

また、男子生徒の欠席日数が2、3年時に年間30日を超えていたにもかかわらず、学校はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として対応せず、市教委にも報告していなかった点について、第三者委は「ボール遊びの時点で、重大事態として動き出すべきだった」と指摘し、学校はいじめによる不登校の可能性について協議し、重大事態として同法に基づく対処や再発防止の措置を取るべきだったとした。

令和5年度神戸市立中学校生徒自死事案に関するいじめ等調査委員会報告書」(PDF:12MB)

関連資料

神戸•中学3年男子生徒が自殺 両親はいじめを訴え (2023年11月9日)


出典:サンテレビニュース

参考資料

自殺した中学3年生への容姿に関する発言とボール回さなかった嫌がらせ、いじめと認定…因果関係は「複数の要因が重なった」讀賣新聞 (2026年1月20日) 他

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