Is info on this listing outdated? Are you owner of this business? Register and claim it now.
2024年(令和6年)5月25日、名古屋市立滝ノ水中学校の運動部に所属する男子生徒(中学2年生)は、他校での練習試合中に相手校の生徒の膝で前頭部を強打された。男子生徒は保護者が近くの病院に連れて行き、その後、救命救急センターへ緊急搬送され、急性硬膜下血腫の緊急手術を行い12日間入院した。
その際、顧問の20代の男性教師は管理職や保護者の連絡網を持っておらず、約2時間救急搬送の要請などを怠った。
市教委は、教師の対応が不適切だったとして今後、生徒が負傷した際の緊急対応を徹底していくとしている。
事故の経緯
5月25日 午前9時過ぎ、男子生徒は他校との練習試合で、前頭部を対戦中学の生徒の膝で強打された。男子生徒はその後も試合に出ていたが、休憩時間に気分が悪くなったため、午前10時頃、試合を観戦していた別の生徒の保護者が自発的に男子生徒の保護者に連絡した。駆けつけた保護者が近隣病院に搬送し、専門医がいる別の病院に救急搬送され、急性硬膜外血腫の緊急手術を受けた。
6月14日 市教委は記者会見を行い、事故の概要を発表した。当時、顧問の男性教諭は市の規定に反し、事態把握後も119番通報していなかった。市教委は「不適切な対応だった。救急搬送の要請の徹底ができていなかった。当該校へ厳しく指導し、教育委員会の指導体制について猛省している」と陳謝した。
男子生徒は12日間入院し、6月14日現在は退院して登校しているという。手術した病院によると、措置が遅れていれば命に関わる負傷だったという。
市では2022年7月に市立小の児童が校内で顔面を強打し顔の骨を折る大けがをして入院する事案が発生し、その際に学校側が119番通報しなかったことが問題となり、2023年3月に市教委は「学校保健の手引」を修正し、顔面や頭部を強打した場合など救急車を呼ぶ症状例などを記した「緊急度判断基準」を作成した。今回のケースは、頭を強く打っているため治療の遅れは危険とし「救急車を呼ぶ」事例だったという。
男性教諭は、接触の瞬間を見ておらず、別の生徒から報告を受け、頭部の腫れに気付いたが、生徒が受け答えができ、呼吸の乱れや意識に問題もなかったことから救急車を呼ばず約1時間後に生徒の母親に連絡したと説明している。
参考資料
“部活動で中学生が大けがするも顧問が救急対応を怠る 保護者に連れられ緊急手術 名古屋市” メーテレ (2024年6月14日)
“部活中の生徒が頭強打、顧問は救急車呼ばず 市教委基準では要請必要” 朝日新聞 (2024年6月14日)
“中学生、部活で頭部負傷し緊急手術 顧問は119番せず 名古屋” 毎日新聞 (2024年6月15日)