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2021年(令和3年)3月9日、名古屋市立高針台中学校に通う女子生徒(中学1年生•13歳)は、校内の複数の生徒からLINEグループで誹謗中傷の投稿をされるなどのいじめを苦にして自死した。
2022年7月26日 調査委員会は加害生徒の嫌がらせ行為やグループ内でのLINEメッセージの内容をいじめと認定するとともに、相談を受けた学校側が「いじめかどうか組織的に検討しなかった」と対応の不備を指摘した。
事件の経緯
2020年9月 女子生徒は、校内の生徒からわざと席を離されたりLINEをブロックされたりしたことを加害生徒を明かさず担任教諭に相談した。
同年11月 女子生徒は、グループLINEで揶揄われていることを加害生徒を明かさず担任に相談した。学校側は生徒指導担当の教諭らで情報を共有し、12月に学年集会や全校集会でSNSで嫌がらせの書き込みをしないよう指導した。
2021年1月 女子生徒は初めて2人の加害生徒名を挙げたが、「やり返されるのが怖い」と、指導をしないよう頼んだため、学校側は直接的な指導をしなかった。女子生徒はその頃から遅刻や欠席などが目立つようになり、スクールカウンセラーのカウンセリングを受けさせたり、登校しても別室で過ごさせたりする対応をしてきた。
同年3月 女子生徒は支援スタッフらに「交流サイト(SNS)のアカウントを消せない」「投稿を削除できない」などと相談していた。
3月9日 女子生徒は学校を早退後、自死を図り死亡した。
3月16日 学校は臨時の保護者会を開催した。約340人が出席し、保護者からは、学校が当該生徒の名前を把握しながら直接指導しなかったことについて「もっと踏み込んで対応すべきだったのではないか」などの意見が出たという。
調査委員会
調査委員会の設置
市教委は第三者による「市いじめ対策検討会議」を設置した。
調査委員
委員長:細野優子弁護士(愛知県弁護士会)
調査報告書•その後
2022年7月26日 調査結果を公表した。
別の生徒の行為やグループ内でのLINEメッセージの内容をいじめと認定するとともに、相談を受けた学校側が「いじめかどうか組織的に検討しなかった」と対応の不備を指摘した。
自殺の経緯は「いじめが直接の原因ではないが、不安を抱え、安心できる環境がなかったこともあり、衝動的に自死に至ったと推測される」とした。
女子生徒はいじめについて担任教諭に相談し、校内の支援スタッフらと面談を繰り返していたが、報告書は「友人関係の悩みなどと捉えていた」と指摘し、「学校はいじめ防止のための定期的な会議を開かず、組織的に検討しなかった」と問題点を挙げた。
また、登校したくないと訴える生徒に、担任が「週1回は登校を」と促したことなどについては「寄り添った対応がされず、生徒は次第に追い詰められることになった」とした。
その上で、いじめかどうかの判断は一部の教員でなく組織的に行い、子どもが置かれた環境を考え、スクールカウンセラーら専門職と効果的に連携できる体制づくりを提言した。
2022年8月29日 「いじめ重大事案にかかる追加調査報告書」(PDF:105KB)
(公表期間:2023年(令和5年)6月20日から2023年(令和5年)12月31日まで)