神戸市立小学校卒業生自死事件

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2018年(平成30年)11月19日、兵庫県の尼崎市立中学校の男子生徒(中学2年生•14歳)は、電車にはねられて死亡した。

2017年3月、男子生徒は小学校5年生の秋頃から過ごした神戸市立小学校の卒業間際、担任から男子生徒の机に「死ね」などの落書きがあったことを告げられ、2017年秋頃に「いじめがトラウマになっている」として、神戸市立中学校から尼崎市立中学校に転校したが、体調を崩して入退院を繰り返していた。

2021年6月3日 第三者委員会は、男子生徒が小学6年生の時、机に「死ね」などと落書きされるいじめを受けたと認定し、その後の学校の対応も自殺の一つの要因になったと結論付けた。

事件の経緯

男子生徒は神戸市立小学校5年生の秋から同市立中学校1年の秋まで神戸市北区で過ごした。

2017年3月 男子生徒の母親は、男子生徒の小学校の卒業間際、自宅を訪れた担任から男子生徒の机に「死ね」などの落書きがあったことを告げられた。

2017年秋頃、男子生徒は「いじめがトラウマになっている」として引っ越し、尼崎市立中学校に転校した。しかし、体調を崩して入退院を繰り返していた。

2018年11月19日 男子生徒はJR神戸線尼崎立花間の踏切内で電車にはねられて亡くなった。

尼崎市教委は男子生徒が自殺したとみて学校生活などを調査したが、いじめはなかったと結論付けた。

調査委員会

調査委員会の設置•調査内容

2018年 男子生徒の母親は事故後、神戸市教育委員会にも調査を要望した。
両市が協議した結果、神戸市教委が当時の教員や生徒らに事情を聞くことを決定した。
神戸市教委は、「尼崎市の中学校生徒死亡事案に関するいじめ問題調査委員会」を設置して、神戸市内の小中学校に通っていた当時のいじめについて詳細を調べた。(但し、自殺といじめの因果関係について、神戸市教委の担当者は「神戸を出て時間がたっており、調べることは難しい」としている。)

2019年11月29日から2021年5月12日までに計19回開催

調査委員

委員長:佐藤功行弁護士(神戸駅前法律事務所)
副委員長:山岡雅博立命館大学大学院教職研究科教授(教育)
委員:土谷長子皇學館大学教育学部准教授(社会福祉士)
難波愛神戸学院大学心理学部講師(臨床心理士)
梁英子弁護士(まや法律事務所)
野田哲朗兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授(精神科医師)

調査報告書

2021年6月3日 第三者委員会は、男子生徒が小学6年生の時、机に「死ね」などと落書きされるいじめを受けたと認定し、当時いじめを認識して学級全体で話し合ったことなどを挙げて、学校側の対応に一定の理解を示した。一方で、中学校への引き継ぎで生徒についてネガティブな印象が伝達されたことなどを挙げ、配慮に欠けたとした。

生徒は家庭でも困難を抱え、自称行為もあったことから、苦悩を汲み取るためのきめ細かな配慮が必要だったと指摘し、スクールカウンセラーの活用や、家族も含めた総合的な支援の必要性を学校は認識すべきだったとした。

尼崎市の中学校生徒死亡事案に関するいじめ問題調査委員会調査報告書(概要版)」(PDF:781KB)

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