Is info on this listing outdated? Are you owner of this business? Register and claim it now.
旭川市立北星中学校の女子生徒(中学2年生•14歳)は、同校に入学直後、クラスで悪口や真似されるなどのいじめを受け、クラスでの居場所を失った女子生徒は、上級生らのグループに繋がりを求めるようになり、数人の中学生男女から自身のわいせつ画像を撮影し送ることを強要され、その画像を中学生のLINEグループなどに拡散され、後日呼び出されて自慰行為を強要されて自死未遂の後、2021年(令和3年)2月1日、いじめによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)のために自死した。
2024年6月30日 再調査委員会は、「女子生徒の特性を背景として、クラス内の人間関係から疎外されていると感じさせ、孤独感を抱かせるに至ったこと」など7項目をいじめと認定し、「いじめが自殺の主な原因だった可能性が高い」と結論付けた。
事件発覚後、旭川市在住の40代の女性が、SNSのTwitter(現•X)で、女子生徒の遺族に対して誹謗中傷や事実無根のデマを繰り返し書き込むなど、女子生徒と遺族に対する誹謗中傷は後を絶たなかった。
事件の経緯
2019年4月 女子生徒は入学直後、、クラスで悪口や真似されるなどのいじめを受け、クラスでの居場所を失った女子生徒は、上級生らのグループに繋がりを求めるようになり、その中の他校の男子中学生に「裸の動画送って」「写真でもいい」「お願いお願い」といったLINEメッセージによる脅迫を受けた。女子生徒は恐怖を感じて自身のわいせつ画像を当該男子に送り、その画像が中学生のLINEグループなどに拡散され、後日呼び出されて自慰行為を強要されるなどいじめが激化した。
被害者の親族によれば、4月から6月にかけて合計4回に渡り、女子生徒の母親が当時の担任教師へいじめの調査を依頼したが、「本当に仲のいい友達です」などと返答された。また、女子生徒が担任教師へいじめの相談をした際、加害者には言わないよう願い出たにも関わらず、その日中に加害者に知れ渡り、不信を抱かせた。
6月22日 女子生徒はいじめグループ10人近くに囲まれ、ウッペツ川へ飛び込み、警察が出動した。
いじめグループは警察に「母親の虐待が原因で飛び込み自殺未遂をした」と説明したため、警察は母親が被害者に付き添って病院へ行くことを拒んだ。しかし、「被害者は友達だ」と説明していたいじめグループから被害者宛てに心配するメッセージや着信が一切ないことを不審に思った警察は被害者のLINEを確認し、残っていたトークや画像からいじめがあったことを認識し、旭川中央警察署少年課が捜査を開始した。また、母親による虐待がないことが判明したため、入院中の女子生徒との面会を許可した。いじめグループは、自身のスマートフォンを初期化するなどして証拠隠滅を図ったが警察は復元し、わいせつ画像やわいせつ動画の証拠を入手した。児童ポルノ禁止法違反(製造)で当時14歳未満だった他校の男子中学生の一人を触法少年扱いで厳重注意処分、その他のいじめグループメンバーを強要罪の疑いで調べたが、証拠不十分で厳重注意処分とした。
8月29日 いじめグループが所属していた他の中学校で弁護士同席の下、「謝罪の会」が実施されたが、女子生徒の中学校は弁護士同席に難色を示し、市教育委員会による指導の末、9月11日にようやく許可した。女子生徒の母親の支援者によれば、女子生徒の中学校の「謝罪の会」は、教員は全員退席し、録音も禁止された。
被害者の親族によれば、校内で起きた出来事ではないため、わいせつ画像の拡散に責任は負えないと、2019年当時女子生徒が通っていた中学校の教頭は女子生徒の母親に説明していた。また、学校は加害者側から聞き取りは出来ていたが、女子生徒が入院していた病院側から川で自殺を図った経緯を本人に聴取しないよう求められたために、いじめの認定に至らなかったとしている。
女子生徒は2019年9月に引っ越したもののいじめによるPTSDを発症しており、2021年2月に失踪する直前まで入院や通院をしながら自宅で生活を送っていた。
2021年2月13日、女子生徒は氷点下17度の夜に突然家を飛び出して行方不明になり、警察による公開捜査が行われたものの、3月23日に公園で凍死した状態で発見された。検死により、低体温症によって失踪当日に死亡した可能性が高いことが判明している。しかし、女子生徒の死体検案書の「死亡の原因」欄に、当時患っていなかった精神疾患の病名が記入されていたことが2021年8月20日、関係者への取材で分かった。服用していた薬から推測した誤った病名を道警が医師に伝えたとみられ、遺族の指摘を受けて後に訂正された。関係者によると、旭川医科大の医師が3月下旬に発行した死体検案書の「直接には死因に関係しないが、疾病経過に影響を及ぼした疾病名等」欄に、被害者が当時患っていなかった「統合失調症」と記載されていた。誤りに気付いた遺族側が警察と病院に確認した際、「いじめによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)などで服用していた薬」から道警が病名を推測して医師に伝達し、医師がそれを記入したと説明があったという。
事件は、発生直後の段階では、北海道内の新聞やテレビなどのメディアでは、ほとんど報道されることはなかった。唯一、地元旭川の月刊雑誌『メディアあさひかわ』が女子生徒の自殺未遂事件を報じた上で、事件と学校でのいじめとの関連について言及したが、その中で中学校は、女子生徒の保護者や市教委に対していじめの事実はなかったと説明した。「女子生徒が『いじめ』で自殺未遂」という報道に対して学校は「ありもしないことを書かれた」などと記事の内容を否定する文書を全校生徒の保護者に配布した。
女子生徒の遺体が発見された約1か月後の4月15日『文春オンライン』は連載記事を開始した。報道により旭川市教育委員会や学校に300件以上の苦情の電話が相次いだことから、2021年4月22日、西川将人旭川市長や教育委員会の委員らが非公開の会議を開き、事実確認を改めて行う必要があるとして第三者を交えた調査を行うことを発表した。
2019年当時被害者が通っていた中学校の校長は「被害者の女子生徒は小学生の頃からパニックになることがあり、小学校から引き継ぎされていた。自殺未遂をする6月22日の2日前に母娘で口論になり公園を飛び出す出来事があった。公園を飛び出すのは自傷行為と同義のため以前から自殺願望があったのだと思う。いじめに関するアンケート調査を毎年行っているがいじめは認識されていない。今回の事件もいじめではない。自慰行為強要と被害者の死亡に因果関係はないと思う」と話した。
保護者の手記によると、被害者の中学校の教頭は、「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみて下さい」と女子生徒の母親に発言している。また、女子生徒の母親は、女子生徒の携帯電話の中を確認して、問題のある写真や動画を撮影させられていた事実を把握し、それを学校側に告げたが、この教頭から「これは単なる悪ふざけ。いたずらの延長だったんだから。もうこれ以上、何を望んでいるですか」と繰り返し言われた。女子生徒の母親が「じゃあ、娘の記憶消してください」と答えたところ、教頭は「頭おかしくなっちゃったんですか?病院に行ったほうがいいですよ」と発言し、女子生徒の母親が「学校に通うというのは、とても怖くてできないと思う」と言うと、教頭は「僕なら怖くないですよ。僕は男性なので、その気持ちはわかりません」と発言した。一方、教頭は保護者の手記で公開された「10人の加害者の未来~」などの発言を否定し、誤解を与えた可能性について謝罪の意を示した。
女子生徒の中学校の元校長は、文春の取材に「何でもかんでも、いじめとは言えない」「当然悪いことではあるので、指導はしていました。今回、◯◯(女子生徒の名前)さんが亡くなった事と関連があると言いたいんですか?それはないんじゃないですか」「子供は失敗する存在です。そうやって成長していくんだし、それをしっかり乗り越えてかなきゃいけない」と発言した。
中学校は加害生徒に聞き取り調査を行い、結果を冊子にまとめていた。その開示請求を遺族は3度行ったが、学校側は拒否した。
4月26日夜 中学校は保護者への説明会を開いたが、遺族には説明会についての案内をしなかった。
4月27日 旭川市教委は、いじめ防止対策推進法による「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」に該当するとして「重大事態」に認定した。
10月28日 市はそれまでいじめを正式に認めず、疑い事例として市教委に調査を求めていたが、今津寛介市長は市議会代表質問の答弁でいじめの存在を認める発言を行い、いじめと死亡の因果関係は「調査されることになる」とした。
女子生徒の障害について(再調査委員会の報告書より)
女子生徒は小学校では通常学級に通っていたが、保育園時代から仲が良かった児童が、女子生徒と周囲の人との間に入って女子生徒の個性の説明をして取り持つなどのサポートを受けていた。
2017年2月(4年次) 女子生徒はWISCとバウムテストを受け、医師から学校に診療情報提供がされた(診断名:自閉症スペクトラム症(高機能))。
2017年9月(5年次) 教育相談で就学先に関する意見として「特別支援学級(自閉症•情緒障害学級)への入級」とされた女子生徒は、特別支援学級に在籍しながら通常学級で学習することとなった。
特別支援学級においては、情緒の安定がまず大事と考え、友達との関わりにおいて、所謂「キレてしまった」時や、眠くて授業への参加が難しい時には別の場所に移ることを促していた。こうなった時はこうしようというルールがはっきりしていると指示がよく伝わるため、気持ちが落ち着かない時には通常学級の先生に必ず声を掛けてから保健室に行こう、というルールとしていた。
2018年4月(6年次) 女子生徒は私立中学受験のため、特別支援学級から通常学級に転籍した。
5月13日、学校から1回でも宿題の提出を忘れたら、そのことは中学校側に提出する資料に書かないとならないといった話をされていたが、塾で帰宅が遅くなり、その日は宿題ができないと思った女子生徒はパニックを起し、自宅の2階から窓を出て他人の家の呼び鈴を押して警察に保護された。(この際、児童相談所にも連絡がされ、児相による一時保護の可能性についても言及があったようである。児相に連絡がされた経緯等は必ずしも判然としないが、母親としては、学校が家庭の養育に問題があるとして児相を関与させようとしたものと受け止めている。)
女子生徒は私立中学の受験には合格することができなかった。6年次の担任から母親に対し、中学に上がる時に特別支援の説明会には参加した方が良いと助言し、母親は当該助言を踏まえ実際に説明会には参加したが、旭川では難易度が一番高いとされる高校か、北海道では難易度が一番高いとされる高校への進学を目指していた女子生徒は、中学校で特別支援学級に行くと成績が5段階評価ではなくなってしまい、それらの高校が目指せなくなると考えていたため、特別支援学級在籍を拒否した。
小学校から中学校への引き継ぎについて、学校間では各児童の状況を一覧的に整理して共有すると共に、教員らが面談し、口頭の補足説明を行う形でなされていた。特別支援学級に属する児童については、「すくらむ」という、医師の診断やそれを踏まえた具体的な支援の内容などを記した資料が作成されるが、女子生徒については、小学校卒業時通常学級に転籍しており、また、中学校においても通常学級での入学となったため、「すくらむ」を中学校へ提示するようにとの助言は小学校側から母親にされていなかった。
女子生徒に関する一覧的な整理の中で、5年生から6年生の10月まで情緒学級に在籍していたが、私立中学受験の為退級したこと、キレる•教室を出て行くなどの問題行動が多数あったことが示された他、以下の内容が補足的に共有された。
• ASDであること。
• 家庭教育が十分に行き届かず、忘れ物が多いこと。
• 食にこだわりがあること。よく腹痛を訴えること。給食はおかわりをしてよく食べること。
• 身だしなみに課題があること。
• 男性教師や男子児童とコミュニケーションを取りたがること。
• 塾をやめさせられたことがあること。
• 遅刻が多く、授業態度に問題があり、午後に居眠りすることがあること。
• 人にあやまるときには教師の介在が必要であること。
• 現在、病院に通院して薬を服用していること。普通高校進学を希望していること。
大きな音などが苦手な男子児童の側で女子生徒がそういったことをする為、女子生徒に対する苦手意識があるということが、一覧上の特記事項に「◯◯(女子生徒の苗字)にトラウマ」と記載されることにより中学校側に伝えられた。
調査委員会
調査委員
委員長:辻本純成弁護士(旭川弁護士会)
副委員長:平野直巳北海道教育大学教授
委員:髙谷桃子氏(公認心理師•臨床心理士)
宮川新治氏(社会福祉士)
調査報告書
2022年3月27日 旭川市教委の第三者委員会は、中間報告で6項目についていじめがあったと認定した。同29日、黒蕨真一旭川市教育長は遺族に直接謝罪した。
中間報告ではいじめは「学校の外」でのみ行われたとしていたが、第三者委員会が実施したアンケート結果では、いじめは学校内でも行われていたとの回答が寄せられ、遺族側の弁護団は同年6月21日、いじめは中間報告にあった6項目13件に留まるものではなかった可能性が強く疑われるとした。
8月31日に遺族側に提出された第三者委員会の最終報告書案では、いじめによるPTSDの診断は亡くなった本人に直接話を聞けていないことを理由にPTSDと判断された経緯が明らかでないことから推測の域を出ないとし、自殺の背景を何らかの契機や心境の急激な変化があった可能性があると鬱病の可能性を示唆し、いじめと自殺との因果関係も何も触れられていなかった。これを受け、旭川市は市長直属の第三者委員会を設置し、再調査することを検討した。
9月12日 公表された調査報告書は、上級生7人から性的行為の動画の送信を要求されたり、菓子を奢らされたりするなど6項目のいじめがあり、自殺と認定した。学校や市教委の対応は違法だとしたが、いじめと自殺との因果関係は「不明」として認めなかった。
「いじめの重大事態に係る調査報告書(令和3年6月4日付諮問に対する答申) (公表版)」(PDF:4MB)
9月20日 市教育委員会の第三者委員会が取りまとめた最終報告書が公開された。最終報告書では2022年4月の中間報告と同じく、「菓子や飲み物の代金を頻繁におごらせたり」、「性的な動画送信を求め続けたりした」行為などをいじめと認定した。女子生徒が死亡した経緯については「自殺と考えられる」とする見解を示し、その背景には抑うつ状態が関係し、その原因には、いじめや学校での不適応に伴う孤独感の増大などが関係していると思われるとしたが、死亡といじめとの関連性については、「結局は不明のままである」と明確な判断を示さなかった。中学校の対応については、女子生徒が揶揄われるなどした後、雨で増水した川に入った2019年6月の時点で、いじめの「重大事態」として市の教育委員会に報告する必要があったとして、「対応は明らかに誤りであった」と指摘した。市教育委員会の対応については、いじめ防止対策推進法で定めた「重大事態」と認めなかったことを「法律違反になる」との見解を示し、「重大事態」としての報告を学校側に働き掛けることを怠ったとした上で、「いじめ問題に関する指導を根本的に改めず、しかるべき対応をしてこなかった歴代の市教委の組織の怠慢がもたらした」と厳しく非難した。
同日、遺族側の「所見書」も概要が公開された。所見書では、第三者委員会が生徒などを対象に行ったアンケート調査の結果で女子生徒が学校や教室内で無視や仲間外れをされていたことなどが報告されていたものの、いじめと認定されなかったことについて、「被害者の精神的苦痛を無視した結論であり、到底看過できない過誤を含んでいる」と批判した。最終報告書で死亡といじめとの関連性に明確な判断を示していないことについて、「明らかな判断の回避だ」とした。
今津市長は、遺族側が最終報告書の内容を不服として再調査を求めていることを踏まえ、「事態の真相解明のためにはさらなる検証の必要性を感じることから、強い意志を持って再調査を実施する」と述べ、新たに市の第三者委員会を設置して再調査を行う方針を明らかにした。また、最終報告書の内容を踏まえ、市教育長が9月24日付で辞任した。
12月1日 報告書を受け、学校は全校生徒を対象とした説明会を開き、校長が「学校の対応が間違っていた」と陳謝した。
教育評論家の武田さち子氏は、被害者が「心身の苦痛を感じているもの」をいじめと定義しているいじめ防止対策推進法の「いじめ」の定義を否定し、社会通念上のいじめ論を展開し、クラス内の「無視」などをいじめと認定せず、公園やネット上など学校外で起きた6項目だけをいじめと認め、学校内で起きたことはいじめとは認めないとする報告書に、「学校や市教委が責任逃れをするかのような不可解な印象を受けた」とし、加害生徒が性的画像をLINEグループに送信して拡散させたことを女子生徒に認識がないことを理由に「『いじめ』と同様に考える必要がある」との表現に止め、いじめとは認定しなかったことを「調査の踏み込みが弱い」としている。
再調査委員会
再調査委員会の設置•調査内容
遺族側は学校側が女子生徒に発達障害があると知りながら適切な対応をしなかった経緯の検証が不足しているなどと反発し、今津寛介市長が再調査を求め、いじめと自殺の因果関係と、いじめの事実関係、当時の学校と市教委の対応と再発防止策─の3項目の検証を盛り込んだ諮問書を委員長に手渡した。
2022年12月22日 初会合を開いた。
調査委員
委員長:尾木直樹氏(教育評論家)
委員:斎藤環氏(精神科医)
仲真紀子理化学研究所理事(児童心理) 他1名
調査報告書
2024年6月30日 再調査委員会は、以下の7項目をいじめと認定し、「いじめが自殺の主な原因だった可能性が高い」と結論付けた。
①女子生徒の特性(自閉症スペクトラム症)を背景として、クラス内の人間関係から疎外されていると感じさせ、孤独感を抱かせるに至ったこと
②女子生徒の特徴的な行動を取り立てて指摘したり、(自分たちとの)「違い」を、略語•隠語で言ったり、クールダウンのために教室を離れる女子生徒の行動(注:特別支援学級では、友達との関わりにおいて、所謂「キレてしまった」時や、眠くて授業への参加が難しい時には別の場所に移ることを促していた。)を「私もう帰る」といった言葉とともに真似をして笑いをとったりしたこと
③性的な写真を送付させたこと、体を触ったこと
④ジュースなどをおごらせたこと
⑤LINEで性的行為を見させたこと、性的な話題を続けたこと、写真などを送らせたこと
⑥公園で性的行為をさせたこと
⑦生徒が女子生徒の真似をして辛かったこと、女子生徒に対して死ぬつもりもないのに死ぬなどと言うなといった趣旨の発言をしたこと
2024年9月13日 「再調査報告書(公表版)」(PDF:16MB)
参考図書
娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件
文春オンライン特集班(著) / 文藝春秋 / 2021年9月10日
<内容>
中学2年の少女を死に追いやったのは、誰か?
わいせつ写真の要求、自慰行為の強要――中学校入学間もない凄惨なイジメ。だが学校はイジメを認めず、心に傷を負った少女はある日、忽然と消えた。そして38日後――。遺体は雪の中から発見された。
凄惨なイジメの実態、不可解な学校の対応。遺族•加害者•関係者に徹底取材した文春オンラインの報道は全国的な反響を呼び、ついに第三者委員会の再調査が決定した。北の大地を揺るがした同時進行ドキュメント。母の手記「爽彩へ」を収録。
参考資料
“旭川女子中学生いじめ凍死事件” Wikipedia 他