網走市立第二中学生自死未遂事件

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2022年(令和4年)、網走市立第二中学校の男子生徒は、校舎内で同級生で同じ部活に所属している女子生徒の胸や尻、太腿などを複数回、服の上から触り、「部活終わりに空き教室きて」などと女子生徒へSNSを送信し、更に性行為を強要するメッセージも送った。女子生徒から拒絶されると、男子生徒は「大人しく性行為をしなかったら痛いことするよって言ってんの」などと執拗に再送した。男子生徒は、2022年4月頃と9月下旬、女子生徒にSNSで卑猥な画像を送り付けた。

女子生徒は2023年4月以降、頭痛や腹痛などで保健室を訪れる回数が増加し、「死にたい」などと口にするようになった。2024年2月には自宅2階から飛び降り自死を試みたうえ、学校の対応に不満を感じて体調が悪化し、その後精神科へ入院した。

この男子生徒は2022年10月上旬、別の女子生徒に裸の写真をSNSで送るよう強要したり体を触ったりしていた。

同校では2023年2月上旬にも男子生徒(中学1年生)が中学校の多目的ホールで他の生徒もいる中で、他の男子生徒11人から集団で暴行を受け、ズボンや下着を脱がされる事件が起きていた。

同年3月31日、市教委は同校で女子生徒が裸の写真を撮影して送るよう求められたり、男子生徒が下着を脱がされたりするいじめが9件あり、うち3件をいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定した。

9件の性的いじめのうち、重大事態とされた3件
• 2022年4月頃と9月下旬、女子生徒が男子生徒からSNSで卑猥な画像を送り付けられた。
• 2022年10月上旬、別の女子生徒が男子生徒から裸の写真をSNSで送るよう強要されたり体を触られたりした。
• 2023年2月上旬、男子生徒が体を押さえつけられ、スボンや下着を脱がされた。

3件とも警察に被害届を提出しており、司法の判断が注目されている。
加害者の親の1人は中学校の役員で、他の1人は市議会議員をしており、「自分の子供は関係ない」と挨拶回りをしているという。
市民の有志が同校に加害者全員を学校に登校させないで下さいと依頼したが無視されたという。

調査委員会

調査委員会の設置•調査内容

2023年3月21日、市教育委員会は網走市いじめ問題調査委員会を設置した。

調査委員

会長:丹羽光一大学教授(学識経験者)
副会長:山西爾社会福祉士(福祉)
委員:花高了三カウンセラー(心理)
松原良次精神科医(医療)
浦澤佳弘弁護士(法律)
大根田紫織弁護士(法律)
野呂伸一弁護士(法律)

調査報告書•その後

調査委員会は3事案の16件の行為をいじめと認定し、中学校にいじめへの危機意識の欠如と教職員間での情報共有不足、教育委員会への報告不履行、対象生徒へのケア不足、加害生徒への指導不足、家庭との連携不足などの問題点があり、いじめ対応が機能していなかったと指摘した。また、教育委員会に対しても、学校への指導•監督体制の強化、警察との連携などを求めた。

2024年12月18日答申 「いじめの重大事態にかかる調査報告書の公表について【概要版】」(PDF:346KB)

市教委は「重大事態」と認定したうえで、初期対応の遅れがあったことを認め、いじめ対策の新組織を立ち上げる考えを明らかにした。

参考資料

“【同じ中学校で3件のいじめ】男子生徒が校舎で女子生徒の胸や尻触り「性行為強要するメッセージ送信」→自殺試み精神科に入院+別の生徒らのグループによる集団暴行も―教育委員会が調査公表<北海道網走市>” 北海道ニュースUHB (2025年7月5日) 他

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