尼崎市立尼崎高校男子バレーボール部暴力的指導事件

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2019年(平成31年)4月29日、兵庫県の尼崎市立尼崎高等学校の男子バレーボール部のコーチを務める男性臨時講師(28歳)は、他校との練習試合中に3年生の男子部員の顔を数十回平手打ちし、生徒は脳震盪のために20分~30分間意識を失い、鼓膜損傷など2週間の怪我を負った。監督の男性教諭(51歳)も、救急車を呼ばず報告もしなかった。

連休明けの5月7日に学校に匿名での電話連絡があり、学校が事実関係を確認したところ、講師の行為が発覚した。

市教委は5月9日に事案を公表したが、その際には「部員に怪我はなかった」としていた。公表より前に「生徒が怪我をした。診断書がある」とする匿名での連絡があったが、監督の教諭への聞き取りで「生徒は大丈夫そうな様子だった」と答えたことなどを元に、事実関係を公表していた。

同校の男子バレーボール部は、2018年夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)で初優勝した。

2019年5月20日 「尼崎市立尼崎高等学校男子バレーボール部における体罰事案について(報告)」(PDF:231KB)

関係教職員への処分

2019年7月19日、尼崎市教育委員会は、部員を平手打ちして失神させるなど7件の暴力行為を行った男子バレーボール部コーチの臨時講師について、停職6ヶ月相当とした上で、9月末の任期満了までの停職73日の懲戒処分とした。また、コーチの暴力行為を把握しながら隠蔽したとして、男子バレーボール部監督の教諭を減給10分の1(3ヶ月)の処分とした。

当該事件と同年に発覚した野球部の暴力的指導事件についての監督責任で、桑本広志校長(58歳)と般若利博教頭(59歳)を何も減給10分の1(1ヶ月)とした。桑本校長と般若教頭は7月26日付で市教委事務局に異動する。

同校で相次ぐいじめ•暴力的指導事件

同校では2019年4月に起きた当該事件を始め、第三者委員会で併せて調査が行われた、2017年夏以降にいじめ被害を訴え不登校になった女子生徒(高校1年生)の事件(尼崎市立尼崎高校水泳部員傷害事件)と、2019年夏以降にいじめ被害を訴え不登校になった女子生徒(高校2年生)の事件(尼崎市立尼崎高校水泳部員傷害事件)、2019年に硬式野球部の部長の教諭が生徒の頭や胸を強く押すなど10件以上の暴力的指導を加えていた事件(尼崎市立尼崎高校硬式野球部暴力的指導事件)が明らかになっている。

参考資料

“市立尼崎高体罰、教諭ら6人懲戒処分 兵庫、尼崎市長委” 産經新聞 (2019年7月19日) 他

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