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2015年(平成27年)3月6日午前11時頃、千葉県立薬園高等学校の男性教諭(30歳代)は、巡回中に自分の管理する温室内に野良猫が産んだとみられる体長約5cmの子猫5匹を発見し、「このままでは生徒の実習に支障が出てしまう。放置するわけにはいかない」と判断し、同日午後4時頃に自分の担当する園芸科のクラスの男子生徒3人に子猫を生き埋めにするためという目的を告げずにスコップを持って来て農場の中に深さ約70cmの穴を掘らせ、少なくとも4匹の生まれたばかりで生きていたの子猫を同校敷地内に生き埋めにして殺害した。

教諭は3人を解散させてから子猫を穴の中に埋めたが、子猫をスコップの上に載せる手伝いをさせられた生徒もいた。教諭は生徒らに子猫を埋める目的を告げていなかったというが、1人の生徒は教諭が穴の中に土を掛けている様子を見ていたといい、学校側は「薄々(子猫を埋めることに)気付いていたのではないか」と説明した。
事件から3日後、園芸科の生徒から話を聞いた保護者から学校側に問い合わせがあり、翌日、同校が教諭に尋ねたところ、子猫を埋めたことを認めたことから発覚した。
学校側は教諭に作業を手伝わせた生徒らへの謝罪をさせた。事件から2週間後の20日には臨時の全校集会、24日には臨時の保護者会を開き、説明と謝罪を行った。同校の教頭は「埋めた現場は警察が調べているが、それが終わったら猫を供養したい」と話している。
千葉県警船橋東署は動物愛護法違反の容疑で捜査している。埋めたとされる場所からは、子猫5匹の遺体が発見された。
教諭は子猫を埋めた理由について、「田舎育ちで、周りの人がやっているのを見ていた」「市役所に引き取ってもらえるとは思わず、対処の仕方が分からなかった」などと説明しているといい、「処分しようという考えが先立ってしまい、自分のやったことに大変後悔している」と話しているという。生徒に手伝いをさせた理由については、学校側は「明確な理由は確認できていない」としている。
参考資料
“学校に子猫5匹「授業に支障」と生き埋めにした教師の残酷 生徒に手伝わせ” 産經新聞 (2015年4月15日) 他
- “男性教諭が子猫生き埋め 生徒に穴掘り命じる 船橋の県立高” 千葉日報 (2015年3月24日)