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2025年(令和7年)7月13日から9月頃にかけ、沖縄県の私立エナジックスポーツ高等学院の野球部の男性監督(70歳)は、夏の沖縄大会決勝で敗退した全選手に対して「死ね。泣くな」と暴言を吐いたり、新人大会に向かうバスに乗り遅れた生徒に対し、炎天下を8.6km歩かせるなどの不適切な指導を行った。同年10月14日に匿名の文書を切っ掛けに発覚した。
監督の問題行為は以下の通りだが、12月15日に同監督による部活動での指導を巡り、学院長をトップとする調査委員会が内部調査を行った結果、不適切な指導があったと確認されたと発表されたが、仲舛盛順学院長は不適切な指導の内容や時期について「生徒や監督のプライバシーに関わる」として明らかにしなかった。
- 7月13日の夏の沖縄大会決勝で敗退後、悔しくて泣いている全選手に対して「死ね。泣くな」と発言。監督は普段から、負けても泣き崩れることがないように指導していたという。
- 8月13日の朝、部員たちが県の新人大会にマイクロバスで向かう中、ある生徒が試合用の資料作成に時間がかかり、乗り遅れた。学校に残っていた一人の顧問が乗り遅れた生徒を、球場へ送っていた。
試合後、監督はその生徒に、球場から寮までの13.6kmを歩いて帰るよう、命じた。真夏の夕方だけに、心身への負担が大きいことから、別の指導者はその指示を疑問視。該当生徒をバスに乗せ、帰校させた上で、校内の清掃をさせた。
監督は試合後、沖縄県高野連主催の反省会に出席してから学校に戻ったが、歩いて帰るよう命じたにもかかわらず、他の指導者がバスに乗せたことを知り、その生徒を車に乗せ、球場近くまで行って降ろし、寮まで歩いて帰るよう指示した。降車地点から寮までは12.6kmあった。
監督はその後、別のコーチと面談するために学校へ戻った。当該生徒には帽子と経口補水液を与え、「10分ごとに位置情報を教えるように」と伝えた。
学校では別の指導者が、「部員1人が球場から歩いて帰っている」と知り、危険であると判断。車で迎えに行った。監督は位置情報を見て、当該生徒のもとに行った。指導者同士で言い争った結果、部員は最終的に歩いて寮に戻ることになり、8.6kmを歩いた。 - 9月頃、室内練習場でティー打撃の練習中、ある部員が拾ったボールをカゴに投げ入れていた。監督は「投げて入れるな」とその部員へ、約2mの距離を3球投げて、尻に当たった。
11月13日、同監督は不適切な指導を認め、自らの申し出で野球部の指導を自粛した。学院は県高野連を通じて日本高校野球連盟に事案を報告した。
野球部の部員は練習を継続していて、仲舛学院長は再発防止に向けて「指導体制を見直し、二度と同様のことが起きないよう努めていく」としている。
12月19日、日本学生野球協会は男性監督に対し、暴言と体罰(危険行為)と報告義務違反をしたとして、謹慎1年の処分を決定した。期間は2025年11月13日から。
同監督は2008年に沖縄県立浦添商業高等学校を全国高等学校野球選手権大会4強に、2014年には沖縄県立美里工業高等学校を選抜高等学校野球大会初出場に導いた名将。同学院では2022年の創部から監督を務めており、同校は「ノーサイン野球」を掲げ、2025年の選抜高等学校野球大会では県勢最速の創部4年目で初出場して初勝利を挙げるなど、全国的な注目を集めてきた。
同校野球部は2022年に創部。2025年春の選抜高等学校野球大会(春の甲子園)でベスト16入りした。全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の沖縄大会で2024年、2025年と連続で準優勝している。
参考資料
“エナジック野球部で「不適切な指導」 神谷監督が指導を自粛” 沖縄テレビ放送 (2025年12月16日) 他