兵庫県立飾磨工業高校多部制柔道部暴力的指導事件

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2019年(令和元年)12月、兵庫県立飾磨工業高等学校多部制柔道部で顧問教諭(55歳)ら3名による生徒への体罰があったとの訴えがあり、活動を休止した。
12月下旬に姫路市内で行われた大会の成績が振るわなかったという理由で顧問から叱責された1~2年生10名が翌日から家出した。生徒らはすぐに発見されたが、過去の体罰や練習時間の長さ、厳しい指導について訴えた。学校は「体罰を含め不適切な指導があった」と認め、総監督の教諭とその長女の非常勤講師(20歳代)、男性講師(20歳代)を含めた顧問3名を直後から自宅待機させた。

学校は県教育委員会に事態を報告し、1月中旬に全日制を含めた全校生徒約1000人を対象にアンケート調査を実施し、約1割から「体罰を受けた」「見たり、聞いたりした」との回答があった。指導中に竹刀で部員の背中を複数回叩いたり、弁当を捨てた部員を叱る際に顔を平手打ちするなどの体罰があったことが確認されている。

顧問の男性教諭は同校に十数年間在籍しており、全国高校定時制通信制大会で10連覇を含む11度の優勝を達成し、問題児と呼ばれた生徒を柔道の指導で更生させてきた功績から「ヤンキー先生」と呼ばれ、著書の出版やテレビ番組への出演も多い。
男性教諭は神戸新聞社の取材に対し、「褒める時にコミュニケーションとして頭や背中を軽く叩くことはあったが、怒って手を出したことは無い。確かに厳しい言葉を掛けることはあり、そこは思いが伝わるよう適切に指導すべきだったと反省している」と述べている。

2020年3月24日、兵庫県教育委員会は2018年4月以降部員らに度々体罰を加え「殺す」「くず」などの暴言を吐くなどした総監督の男性教諭を停職3か月、男性臨時講師を減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。非常勤講師は懲戒処分の対象とならない特別職のため減給処分相当とした。男性教諭は処分を受けて指導から外れた。

男性教諭は部員ら8人に対し2018年4月以降、平手打ちや腹部を蹴ったり、ごみ箱を投げつけたりするなどの体罰を繰り返しており、「全国優勝のために厳しい指導をしたが、部員を追い込んでしまった」と話しているという。

男性教諭は停職が明けた後、兵庫県立龍野北高等学校定時制で、部活動は担当せず、校長の補佐などを担う主幹教諭として働いていたが、2023年2月6日、2021年4月~2022年5月に知人女性(29歳)にLINEで「地獄に道連れじゃ」「偽善者や」「必ず恨み倒したる」などというメッセージを送信した脅迫容疑で兵庫県警に逮捕された。当初、男性教諭は「けんかの延長で脅迫したつもりはない」と容疑を否認していたが、その後、メッセージを送信し、脅したことを認めたという。

参考資料

“兵庫県立飾磨工業高等学校” wikipedia

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