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2024年(令和6年)9月、新潟県の上越市立小学校に通う児童(小学1年生)は、給食の後にアレルギーを発症し、一時入院した。
給食が「かき玉汁」だったことから卵アレルギーを持つ児童に対して、卵が入っていないメニューが提供された。しかし、この児童は食後に片付けを終えて自席に戻ってきた際、左肘が別の児童の「かき玉汁」の食器に触れたと担任に申し出ていた。児童は左肘を水で洗ったが、発疹の症状が現れ、その後救急搬送された。
市教委は児童はアレルギー物質の「卵」を使った料理は食べておらず、かき玉汁の食器に触れたことで、アレルギーを発症したと説明したが、2024年11月に会見を開いた保護者は触れただけではアレルギーは起きないとして原因究明を求めていた。児童のクラスでは、通常食の児童の口から食材が飛ばないように黙食などが行われていた。
事故後、児童は一時不登校になった。現在(2025年6月)は学校に通えているが給食は取らず、持参した弁当を教室とは別の場所で一人で食べているという。
上越市の小学校では2025年4月に蛍光管の破片が給食に混入する事故が発生したほか、5月には別の小学校で教頭が誤って児童に漂白剤入りの水を提供する事故が起きている。
民事損害賠償請求訴訟
提訴
2025年6月9日、児童の保護者は学校の教諭等の誤った対応により卵によるアナフィラキシーを発症したとして、上越市教育委員会を相手取り110万円の損害賠償を求めて新潟地裁高田支部に提訴した。
参考資料
“給食の“かき玉汁”の器が触れ児童がアレルギー症状 「誤った対応」保護者が上越市を提訴《新潟》” テレビ新潟 (2025年6月9日) 他