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広陵OBで阪神タイガースの元監督の金本知憲氏は、かつて著書『心が折れても、あきらめるな』(2009年、学習研究社)で広陵野球部での凄惨な体験を明かしている。
「ある日、ぼくはふだん以上にはげしい『説教』を受けた。気がつくと、ぼくは正座をしたまま、一瞬気をうしなっていた。二、三人がかりで、なぐられ、けられたのだ」
「そのときに、先輩のだれかが、スパイクをはいたまま、ぼくの太ももをふみつけた。スパイクには金属製のつめがついている。そのつめがぼくの太ももの肉をえぐり、血が出た」
当時、先輩たちは機嫌が悪いときに後輩を呼び出して憂さ晴らしをしており、それを後輩らは説教と呼んでいたという。
金本氏は先輩らに対し、“殺す気か?”と感じたが、それに対抗すればさらにひどくやり返されてしまうことが目に見えていたために、耐え忍んでいたという。
また、金本氏は過去にインタビューで、当時の監督から法政大学のセレクションの日程について本当なら8月に行われるセレクションを12月だと嘘を教えられ、浪人せざるを得ない状況になり、翌年、再び中央大学のセレクションを目指すが、中央大学の監督からは浪人は推薦がないと聞かされていたものの、広陵の監督が「推薦は大丈夫」だと再び嘘をつかれ、失意の中、知人から東北福祉大学を紹介され一般受験で入学したと明かしている。
金本氏の広陵高校時代は2025年の第107回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)史上初の「大会開幕後の不祥事による辞退」となったチームの監督とは別の人だったが、これについてスポーツ記者は「いじめについても監督の所業にしても、広陵の悪しき“伝統”は昭和の時代から今に至るまで続いているといえるのではないでしょうか」と述べている。
参考資料
“《広陵高校・暴行問題》気絶するまで殴られ、監督も“いじめ”行為…OB金本知憲が明かしていた悪しき“伝統”” 週刊女性PRIME (2025年8月14日) 他