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京都教育大学附属京都小中学校初等部に通っていた当時6年生の男子児童は、2021年(令和3年)~2023年にかけて、同級生に教室内などで突然下半身を蹴られたり、トイレで「またこいつ、籠ってるぞ」と言われて個室のドアを叩かれたりするなどの暴行を複数回にわたり受けた。

画像出典:MBS NEWS
男子児童は暴行を受け始めて5か月がたった頃に記入した道徳の授業のアンケートに「いじめの事に関しては先生は全く信用ならん。そこまで真剣に関わらない。何かあったときに言える存在じゃない」と記入し提出したが、これに対して担任は「GOOD」のスタンプを押して返却していた。
その後、男子児童は適応障害と診断され、2024年3月に転校を余儀なくされたが、転校を余儀なくされたのはいじめが原因と疑われることなどから、同校はいじめの「重大事態」と認定した。
第三者委員会は学校の対応について「不登校の要因を『いじめを除く友人関係を巡る問題』とするなど、いじめに対する意識が不十分」などと指摘した。
湯川夏子校長は取材に対し、「いじめに関する認識が不十分であったこと。学校内で生徒の状況についての情報共有もうまく機能していなかったということが考えられます」と話している。
男子児童の代理人弁護士の三橋和史弁護士は、「『このぐらいは揶揄い、ふざけ合いだろう』と、(教職員が)独自の理解に基づいて判断してしまって、組織的にいじめに該当するのかどうかという判断が行われてこなかった」として、教職員がいじめに対して理解不足だったと指摘している。
男子児童の父親は、「学校の対応が隠蔽と受け止めざるを得ないものであったため、誠実で責任ある対応を求めます」とコメントしている。
参考資料
“【独自】京都の小中一貫校でいじめの「重大事態」認定…男子児童が同級生に下半身を蹴られるなどし転校 男子児童が「先生は信用ならん」とアンケートに記入するも担任は「GOOD」のスタンプ押し返却” MBS NEWS (2025年9月3日) 他