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松本市立中学校に通う女子生徒(中学1年生)は、2022年(令和4年)4月の入学直後から、同じバスケットボール部の同級生の女子生徒2人に、LINEグループで一方的に責め立てられ、誹謗中傷や脅迫と受け取れるメッセージを継続的に投稿されたり、顔を叩かれたり、女子生徒の前髪を切ることを強要されたうえ、顔に落書きをしてLINEで流されるなどして登校が困難になり、2023年4月にいじめによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断を受けた。
市は、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態と認定した。
2025年7月8日、調査委員会は、加害生徒が女子生徒に対して、LINEグループで一方的に責め立て、誹謗中傷や脅迫と受け取れるメッセージを継続的に投稿したことと、女子生徒の顔を叩いたこと、女子生徒の前髪を切ることを強要したうえ、顔に落書きをしてLINEで流した行為をいじめと認定した。
調査委員会
調査委員会の設置•調査内容
名称:松本市いじめ問題対策調査委員会
設置主体:松本市
適用:第三者委員会
調査委員
中川満英松本市校長会会長
市川元彦松本市校長会副会長
市川幸誠松本警察署生活安全第一課長
清水通庸長野地方法務局松本支局総務課長
今井敏弘松本児童相談所相談判定課長
矢崎久松本大学総合経営学部教授
平林優子子どもの権利相談室子どもの権利擁護委員
北川和彦子どもの権利相談室子どもの権利擁護委員
石曽根正勇子どもの権利相談室子どもの権利擁護委員
浅川清実弁護士(浅川法律事務所)
森本遼弁護士(森本法律事務所)
澤田若菜弁護士(澤田若菜法律事務所)
伊藤かおる(株)コミュニケーションズ•アイ代表取締役
木村なつ子松本市PTA連合会監事
調査報告書•その後
2025年7月8日、調査委員会は、加害生徒が女子生徒に対して、LINEグループで一方的に責め立て、誹謗中傷や脅迫と受け取れるメッセージを継続的に投稿したことと、女子生徒の顔を叩いたこと、女子生徒の前髪を切ることを強要したうえ、顔に落書きをしてLINEで流した行為をいじめと認定した。また、調査委員会は「学校側の初期の組織的対応の遅れがいじめの重篤化を招いた一因」と指摘した。女子生徒の保護者から学校に最初に相談があったのは2023年1月だったものの、学校が市教委に報告したのは4か月後だったという。
「重大事態に関する報告書(公表版)」(PDF:1MB)
2025年6月20日「松本市いじめ問題対策調査委員会の重大事態に関する報告書(令和7年6月13日)に対する所見書」(PDF:165KB)
山名博夫松本市教育委員会教育監は「被害に遭われた方の気持ちを重く受け止め、2度とこのようなことがないよう、繰り返し指導を行っている」と述べた。
臥雲義尚松本市市長は「保護者や生徒に辛い思いを強いたことについて、すべての関係者が反省する必要がある。いじめ事案が発生した時の初期対応をどうすべきかについて、教育委員会には検討してもらいたいと考えている」と述べた。
参考資料
“松本市の中学校で不適切対応、中1女子が自殺図る…持病や発達特性の情報を教頭が担任に共有せず” 讀賣新聞 (2025年7月9日) 他