松浦市立中学生自死事件

2024年(令和6年)2月､長崎県の松浦市立中学校の女子生徒(14歳)は､学校でのいじめ被害をうかがわせる遺書を書いて市内で転落死した｡遺族らによると､生徒は同年初め頃から担任らに悩みを打ち明けていたが､学校側は｢親に秘密にしてほしい｣という生徒の意向があったとして､両親に相談状況を伝えたのは生徒が死亡した翌日だった｡

2024年2月､学校はいじめ防止対策推進法に定める｢重大事態｣に認定した｡

2025年3月､いじめ対策委員会は｢いじめがあったかどうかは分からない｣とする最終報告をまとめた｡
同年5月､市は学校や市教委の処置などについて改めて検証が必要と判断し､第三者委員会の設置を決めた｡6月定例市議会で関連議案が可決された後､法律や福祉､心理の専門家ら5人の委員を選定した｡初会合では今後の方針などを話し合う｡市は｢公正中立に進めていきたい｣としている｡
同年7月28日､市はいじめの有無などを再調査する第三者委員会の初会合を8月8日に開くと発表した¹｡

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1. “松浦市の中学生転落死　第三者委が来月8日に初会合…市が5月に設置を決定” 長崎新聞 (2025年7月29日)