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2025年(令和7年)1月、名古屋市立御劔(みつるぎ)小学校に勤務する男性教諭(34歳)は、名古屋市熱田区の駅のホームで当時15歳の少女のリュックサックに精液を付着させたとして、器物損壊罪の容疑で同年3月に愛知県警に逮捕された。2023年と2024年に当時11歳の女子児童2人の音楽の授業で使うリコーダーの吹き口に、学内で自ら手淫して射精した精液を付着させたり、2025年1月頃、担任を務めるクラスの教室内で当時8歳の女子児童の給食の皿の中のスープに瓶に溜めていた自身の精液を混入させたとして、同年6月26日、不同意わいせつや器物損壊などの罪で追起訴された。押収されたスマートフォンには、これらの行為を自ら撮影したとみられる画像や動画が残されていた。
男性教諭は市の聞き取りに「被害者の方に一生残る傷を負わせてしまった」などと話しているという。また、「学校で盗撮した画像をグループチャットに投稿していた」とも話している。
男性教諭は名古屋市立小坂小学校教師による盗撮事件の加害教諭を含む小学校や中学校の教員7人が秘匿性の高いアプリを使ったSNS上のグループチャットで女子児童の着替えを盗撮した約70点の画像や動画を共有していた事件のメンバーであり、男性教諭の携帯電話を解析し、グループの存在が判明した。県警は、グループがネット上で盗撮に関心がありそうな教員を探し、アプリに誘導した可能性があるとみている。
2025年6月30日、名古屋市教育委員会は男性教諭を懲戒免職処分とした。
同校の教頭は取材に対し、「教員同士でも『あの先生がまさか』とショックを受けている」「保護者や児童にも一定の信頼がある教員でしたので、今回のようなことに気づくことは正直なところできませんでした」と話している。保護者も「明るく元気で、とにかくいい先生に見えていました」「学芸会でピアノを弾いて、子ども達から『すごいね!』って言われていた」と話している。
男性教諭は学校に保存されていた女子児童2人の写真データを持ち出し、性的ディープフェイクによる偽のわいせつな画像の作成を知人に依頼し、画像を(スマートフォンに)所持した児童ポルノ禁止法違反の容疑で11月に追送検され、12月に追起訴された。
男性教諭の家庭環境は、父親は愛知県内の中学校で校長を歴任し、自治体の教育委員会で学校教育課長という要職にも就いた人物で、退職後も公益財団法人の理事として教育振興に尽力し、AIを活用した教育支援の重要性を語るなど、地域の教育を牽引するリーダー的存在であり、母親も名古屋市内の2つの中学校で校長として定年まで勤め上げた人格者だった。男性教諭も「4、5歳の頃から掛け算や九九もできていた頭のいい子」(かつて一家と親交があった教員談)だった。
男性教諭は進学校の名古屋市立菊里高校を卒業後、愛知教育大学へ進学した。少林寺拳法に没頭しており、高校1年と2年の時に2年連続で「型」の部門で県予選を優勝し、大学時代の2009年の大会では最優秀賞を受賞した。
臨床心理士などの専門家は、男性教諭の行為の背景には、対象を「物」として扱い、完全に自分のコントロール下に置き、汚染することで精神的は支配欲や万能感を満たしたいという、極めて歪んだ心理があると指摘する。特にリコーダーへの行為は、子どもの唇が直接触れるという極めてパーソナルな楽器を汚すことで、被害女児の純粋さや尊厳そのものを征服しようとする倒錯した加害欲の表れであるとしている。
刑事裁判
名古屋地検は元教諭を不同意わいせつと器物損壊などの容疑で起訴した。
一審(名古屋地裁)
2025年7月17日、名古屋地裁(須田健嗣裁判官)の初公判で、検察側は冒頭陳述で、元教諭は2023年5月~2025年1月、当時11歳の児童2人に対し授業で使う楽器に体液を付着させたり、当時8歳の児童の給食の食器に体液を混入させ、その行為をスマートフォンで動画撮影し、チャットグループ内に動画を投稿し、承認欲求を得る目的があったと指摘した。元教諭は「間違いありません。被害者に一生残る傷を負わせ、大変深く反省しています」などと述べ、起訴内容を認めた。
教員グループ盗撮画像共有事件
教員グループ盗撮画像共有事件は、2025年に発覚した教員による一連の盗撮事件である。
グループの開設者で名古屋市の小学校教諭が、2020年頃からSNS上で「ロリ川柳」と名付けた投稿を開始し、投稿を繰り返すうち、同じ性的嗜好を持つ教員と繋がるようになった。2024年8月頃に開設者が「信用できる」と判断した6人の教員を秘匿性の高いメッセージアプリElementを使ったSNS上のグループチャットを結成した。グループ名を「HLT(エイチエルティー、H:変態、L:ロリコン、T:ティーチャー)」とした。
- 名古屋市立御劔(みつるぎ)小学校教師によるわいせつ事件
2025年3月10日、愛知県名古屋市の小学校教員(34歳)が器物損壊の容疑で逮捕(同年1月28日に熱田区内の駅ホームで15歳女性の持ち物に体液をかけた疑い)。押収されたスマートフォンの解析により盗撮グループの存在が発覚した。
6月26日、不同意わいせつ等の容疑で追起訴(児童の楽器や給食の食器に体液を付着•混入させた)。
名古屋市教育委員会は6月30日付で懲戒免職処分。
7月17日、名古屋地方裁判所で初公判。
12月、性的ディープフェイクによる児童ポルノ禁止法違反の容疑で追起訴された。 - 横浜市立本郷台小学校教師による盗撮事件
2025年6月23日、神奈川県横浜市の小学校教員(37歳)が性的姿態撮影等処罰法違反(撮影及び提供)の容疑で逮捕。
7月22日、不同意わいせつ等の容疑で再逮捕。
10月2日、名古屋地方裁判所で初公判。
10月6日、器物損壊と不同意わいせつの容疑で再逮捕。
10月29日、不同意わいせつや性的姿態撮影処罰法違反などの容疑で再逮捕。(5回目) - 名古屋市立小坂小学校教師による盗撮事件
2025年6月24日、愛知県名古屋市の小学校教員(42歳)が性的姿態撮影等処罰法違反(撮影及び提供)の容疑で逮捕。SNSのグループチャット開設者であり首謀者とされる。
7月22日、器物損壊の容疑で再逮捕。 - 葉山町立葉山中学校教師による盗撮事件
2025年9月1日、神奈川県葉山市の中学校の臨時的任用教員(28歳)が性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)の容疑で逮捕。 - 千歳市立北斗中学校教師による盗撮事件
2025年9月17日、北海道千歳市の中学校教員(41歳)が性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)の容疑で逮捕。 - 豊島区立池袋第三小学校教師による盗撮画像共有事件
2025年9月30日、東京都豊島区の小学校教員(34歳)が児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕。 - 備前市立伊部小学校教師による盗撮動画共有事件
2025年11月6日、岡山県備前市の小学校教員(27歳)が児童買春•児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕。
同月27日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影•提供)の容疑で再逮捕。
2025年7月22日、愛知県警は事件の全容解明に向けて捜査本部を熱田警察署に設置した。
同日、広沢名古屋市長は定例会見で、教員らによる盗撮事件を受け、同じような事案を見聞きしていないか調べるため、弁護士などの調査委員を選任したことを明らかにした。7月中に調査を始める方針。
参考資料
“《女児盗撮10人グループ事件》「女児2人のリコーダーに…」S被告(34)の父親も教師だった!中学校長、教育委員会の課長を歴任” 文春オンライン (2025年6月29日) 他