奈良市立小学生傷害事件

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奈良市立小学校に通う女子児童は、2021年(令和3年)の小学3年生の2学期頃から継続的に蹴られたり突き飛ばされるなどのいじめを受けた。

2022年6月、女子児童が「わたしは死ねばいいのに」などと自殺を仄めかす内容を書いて提出した「自学ノート」に、担任教諭は「花丸」を付け、「You can do it!! ファイト!!」と記入して返却した。

2023年12月 調査委員会は女子児童に対する計11件のいじめを認定し、「学校及び教育委員会事務局の対応の不十分さにも原因があった」と指摘した。

2024年2月 いじめを受けた女子児童が「わたしは死ねばいいのに」と書いて提出したノートに担任の教諭が「花丸」を付けて返していたことを巡り、学校や市の教育委員会の対応が不適切だったとして、女子児童と両親が市に対して計250万円余りの賠償を求めて提訴した。

事件の経緯

女子児童は2021年、小学3年の2学期頃から継続的に同級生から蹴られる、足を踏まれる、ぶつかられる、鉛筆で背中を突かれる、手を捻り突き飛ばすなどのいじめに遭った。2022年2月には同級生に足を蹴られ、全治1週間の怪我を負った。

同年6月 女子児童が「わたしは死ねばいいのに」などと自殺を仄めかす内容を書いて提出した「自学ノート」に、担任教諭は「花丸」を付け、「You can do it!! ファイト!!」と記入して返却した。

「わたしは死ねばいいのに」と書かれたノートに付けられた花丸と「You can do it!!」の言葉「わたしは死ねばいいのに」と書かれたノートに付けられた花丸と「You can do it!!」の言葉
画像出典:文春オンライン


学校側はいじめの事実をすぐには認めず、担任教諭に対する懲戒処分もなかった。

女子児童はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されて、現在も通院を続けている。

調査委員会

調査報告書•その後

2023年12月 市教委が公表した調査報告書(全70ページ)では、計11件のいじめが認定され、その上で「学校及び教育委員会事務局の対応の不十分さにも原因があった」と指摘した。

担任教諭は女子児童の自殺を仄めかすような文章に「花丸」を付けて「You can do it!! ファイト!!」と書き込んだ理由について、「◯◯さん(女子児童の名前)とじっくり話をしようと思いながらノートを返却したが、その後、◯◯さんに花マルをつけてほしいと頼まれた。花マルをつけにくい内容であることから一度は断ったが、◯◯さんに頼まれたので、心配していることを伝えて花マルをつけ、励ましの意味を込めて『You can do it!!』と記載した」と調査委員会の聴取で述べた。しかし、女子児童は一貫してこのようなやり取りを否定し、報告書にも「児童Aが自ら進んでそのような申出をするとも考え難い」と記されている。

また、報告書には「担任教諭が女子児童の保護者に対し、いじめのアンケート調査の回答の記載に関して真実と異なる説明をしたことや、指導を行った日付についての説明内容が変わることが多々あったことについては、女子児童及びその保護者から、担任教諭だけでなく学校に対する不信感を招来させることとなった」とも記されている。

2023年12月6日 奈良市教委は、女子児童が同級生から複数のいじめを受けていたことを公表し、「十分な調査を早期に行うべきだった」と不備を認めた。

民事損害賠償請求訴訟

提訴

2024年2月27日 女子児童と両親は、学校がいじめに該当する行為を2021年に把握したにもかかわらず、いじめ防止基本方針に定められている組織的な対応を行わず、いじめ防止に向けた指導を怠った学校や教育委員会の対応は違法で、児童らに精神的苦痛を与えたなどとして、市に対して医療費や慰謝料など計250万円余りを求めて奈良地裁に提訴した。市側は「いじめが認定されたからといって教員に何ら義務違反はなく、市が賠償責任を負う理由はない」と主張し、請求の棄却を求めた。

第1回口頭弁論後、原告代理人の弁護士は「答弁書を見て、改めて不信感や絶望感を感じた。正しく事実が認められ、残り少ない小学校生活が安心したものになることを願いたい」と両親のコメントを発表し、「市は教員には義務違反はないと主張しているが、いじめ防止対策推進法の趣旨、そのガイドラインの意味を理解していないと思わざるを得ない」と指摘した。

参考資料

「A子さんに頼まれた」“自殺ほのめかしノートに花マル” 奈良女児いじめ•担任教師が明かした「You can do it!」と記したワケ《調査報告書入手》文春オンライン (2023年12月9日)

いじめ被害児童ノートに教諭が「花丸」 奈良市に賠償求め提訴NHK (2024年2月27日)

いじめ訴えるノートに「花丸」訴訟第1回弁論 奈良市側争う姿勢-奈良地裁奈良新聞 (2024年6月13日)

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