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2024年(令和6年)、宮崎県の私立日章学園中学校の男子生徒は、宿泊を伴う活動の部屋決めが学級で行われた際、ある生徒が男子生徒と同部屋になったことについて、「だりー。もう(活動に)行かんわ」と発言し、別の生徒も同調し、担任教師はその場にいたが、発言した生徒に注意しなかった。
翌日、男子生徒の保護者が、生徒の発言や担任教師が見て見ぬ振りをしたことについて事実かどうか学校側に尋ねたところ、担任教師はいずれも事実と認めたが、同日、男子生徒がいないなか、教室で他の生徒らを前に「(男子生徒の保護者は)あんな感じなんだね。は?って感じ」などと話した。その後、男子生徒は転校を余儀なくされた。
民事損害賠償請求訴訟
提訴
男子生徒と保護者は、学校で他の生徒からいじめやいじめに発展する恐れのある発言を受け、当時の担任教師はその場にいたのに見て見ぬ振りをし、男子生徒の安全を守るための行動を取らず、精神的損害を受けたとして、同校を運営する学校法人日章学園と当時の担任教師を相手取り、計550万円の損害賠償を求めて提訴した。
一審(宮崎地裁)
2025年4月24日、同地裁(金納達昭裁判官)の第1回口頭弁論で、法人側は答弁書で、当時の担任教師は発言した生徒に「人が傷つくような発言はやめなさい」と指導したなどと主張し、男子生徒側の請求棄却を求めている。
参考資料
“宿泊で同部屋になる生徒「だりー。もう行かんわ」、教師も注意せずと主張…転校した元生徒が日章学園を提訴” 讀賣新聞 (2025年4月25日) 他