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2023年(令和5年)4月、広島県の尾道市立小学校の女子児童(小学4年生)は、給食中に複数の同級生から口を無理矢理開けて食べさせられそうになり、精神的苦痛を受けて計105日間欠席した後、転校を余儀なくされ、適応障害を発症した。
児童側は同年5月、事案について担任教諭に伝えたが、当時の対応について書面の記録や校内の「いじめ防止委員会」への報告はなかった。6月に同委員会で議題に上ったが、詳細な記録が残されておらず、情報共有できていたか不明とした。
第三者委員会は、教諭や校内のいじめ対策組織が対応記録を残していないなど初動に不備があったと認定した。市教委は報告書を踏まえた再発防止策を提示し、いじめ事案について全小中で統一した書式で記録する体制を整え、児童の個性に配慮した給食指導などに取り組むとした。
2025年8月18日、宮本佳宏教育長は記者会見で「ガイドラインに照らして十分な対応が取れていなかった。大変申し訳ない」と陳謝した。児童の保護者は取材に「同じ轍を踏まず、誰もが安心して通える環境にしてほしい」と話した1。
- “尾道市立小学校で「いじめ重大事態」、給食を無理やり食べさせられそうになった児童が適応障害 学校側の初動に不備” 中國新聞デジタル (2025年8月19日)