堺市立小学生傷害事件

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堺市立小学校に通う男子児童は、小学4年生だった2017年(平成29年)冬から同級生の男子児童3人から服を引っ張ったり、トイレに行けないよう邪魔をされたり、「ぼけ」「かす」などの暴言を繰り返し吐かれたりしたことで不登校になった。担任の調査で加害者側がいじめ行為を認めたため、男子児童に謝罪させたが、その後、男子児童は「チクったんか」と言われて精神的苦痛を受けた。5年生になっても嫌がらせは続き、男子児童は2018年5月から登校できないまま卒業した。

また、小学校は男子児童が4年生時に学校の「いじめ•不登校対策委員会」に担任がいじめを報告したにもかかわらず、正式な議事録は残していなかった。更に、男子児童に対して、卒業証書の他、中学校の入学式の案内書類や入学通知書も男子児童側に渡さなかった。また、進学先の中学校にはいじめについて引き継がず、加害児童と同じクラスにするよう引き継いだ。男子児童は加害者の1人と同じクラスになり、進学後も断続的な不登校が続き、中学3年生の現在も教室に入れない状態が続いている。

調査委員会

調査委員会の設置

2020年 男子生徒の母親が第三者委員会による調査を市教委に申し立てた。

調査報告書

2022年3月(10月に公表) 4年生で服を引っ張られるなどしたことや、5年生で「ぼけ」「かす」といった暴言を吐かれた2点をいじめと認定し、被害児童に卒業証書を渡さず、中学校にいじめ問題の引き継ぎをしなかった点を問題視するとともに、学校が市教委に毎月提出する「不登校児童生徒調査票」を1度も提出せず、教育委員も確認を怠ったことを問題があったと指摘した。

関係者の処分

2023年3月1日 当事件は、いじめ防止対策推進法が定める「いじめ重大事態」が疑われる事案だったにも関わらず、校長(処分時は市教委事務局の再任用職員)は市教委に報告せず、「(被害児童の家庭に)連絡したがつながらなかった」と虚偽報告をした担任を信じて、卒業証書などを渡さないまま男子児童を卒業させた行為が、いじめ防止対策推進法などに抵触すると判断して、市教委は元校長(63歳)を減給1ヵ月(10分の1)の懲戒処分にした。

虚偽報告をした6年時の担任教諭は、第三者委員会が調査を開始した2021年春に退職し、処分できなかった。

参考資料

堺市いじめ問題で報告 学校側の対応を問題視 不登校で卒業証書も渡さず


出典:テレビ大阪ニュース

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