桜川市立桃山学園義務教育学校剣道部暴力的指導事件

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2023年(令和5年)10月19日、桜川市立桃山学園義務教育学校(現:桜川市立真壁学園義務教育学校)の男子生徒(7年生•中学1年生に相当)は、所属する剣道部で2人1組で行う「掛かり稽古」をしていた際、顧問の男性教諭(35歳)から複数回にわたって力尽くで身体を押されて突き飛ばされたり転倒させられたりする暴行を加えられ、全治不詳の脳脊髄液漏出症などの重傷を負わされた。

「掛かり稽古」は一対一で行われ、1セット5分で、男子生徒は男性教諭の「面」を受けるなどし、背中から倒れた。2セット目でも男性教諭の攻めを受け、2~3回倒れた。他の部員の面前で男子生徒のみが集中的に竹刀で打ち続けられ、突き飛ばして転倒させるなどの暴行を受けていたといい、男子生徒は事件後「先生が怖い」と話していた。

脳脊髄液漏出症は脳と脊髄を覆う硬膜から髄液が漏れ、頭痛やめまいなどが生じる疾患で、男子生徒は2025年10月末現在も頭痛や眩暈、ふらつきなどの症状があり、全快の見込みは不明という。市教育委員会によると、ほとんど登校できず、オンラインで授業を受けている。

10月24日、県教委は市から報告を受けて事案を把握し、調査の結果、懲戒処分には当たらないと判断したが、県からの助言を踏まえ、市教委は2024年9月11日、不適切な指導だったことを認め、懲戒処分よりも軽い文書訓告処分とした。懲戒処分としなかったことについて、県教委は「総合的な判断」としている。

2025年10月28日、茨城県警は同日午後4時15分頃から同5時半頃までの間、同校で生徒を突き飛ばしたり転倒させたりする暴行を加えた傷害の容疑で男性教諭を逮捕した。県警によると男性教諭は「故意に相手を突き飛ばすようなことはしていない」「指導の一環だった」という趣旨の供述をし、暴力行為の一部を否認している。
2024年11月28日、男子生徒の関係者が県警桜川署を訪れ、被害届を提出し、県警は暴行と怪我の因果関係などを調べていた。

同日、男性教諭が勤務する桜川市立岩瀬東中学校では緊急の保護者会が開かれた。
男性教諭は同校で学年主任や部活動主任を務めていた。
同日、稲川善成教育長は「被害者並びに保護者の方に心からお詫び申し上げる。信頼回復に向けて全力を尽くす」などとコメントを発表した。

2025年10月31日、県教委と市教委は男性教諭の処分を決定する際、男子生徒に聞き取りを行わなかったことが判明した。
茨城新聞の取材に対し、市教委は「学校が聞き取りをしていたので、市教委としては直接の聞き取りを行わなかった」と説明した。学校側は2023年10月下旬、男性教諭や別の部員に当時の状況を確認後、生徒への聞き取りを行っていた。その際、男子生徒から「先生は怖い」との発言があったが、掛かり稽古の実施時間や倒れた回数などは確認しなったという。
県教委は2024年7月、男性教諭と当時の校長から聞き取りを実施し、男子生徒の体調に配慮し「生徒への聞き取りは市教委や学校に任せていた」としている。

参考資料

【まとめ】「部活指導の一環」 男子生徒突き飛ばし、重傷負わせる 容疑で中学教諭逮捕 容疑一部否認 生徒は現在も治療中 茨城県警桜川署茨城新聞クロスアイ (2025年10月28日) 他

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