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2022年(令和4年)4月19日、愛知県の聖霊高等学校のソフトボール部の主将だった女子生徒(高校3年生•18歳)は、顧問の男性教諭により繰り返されていた暴言などを苦にして、部活を終えた帰宅後に自死した。
2024年9月、第三者委員会は女子生徒の自殺が、顧問の男性教諭による「不適切な指導が一因となった可能性がある」と結論付けた。
同校のソフトボール部は強豪で、2021年の高校総体に出場するなどしている。
調査委員会
調査委員会の設置•調査内容
学校を運営する南山学園は、弁護士ら4人で組織する第三者委を設置して調査した。
調査報告書•その後
2024年9月、第三者委員会は女子生徒の自殺が、顧問の男性教諭による「不適切な指導が一因となった可能性がある」と結論付けた。
報告書によると、女子生徒はチームに問題が生じた際、主将として教諭に強く叱責されていたほか、腰を負傷し、思うようにプレーできないことにも悩んでいた。
自殺した当日は打撃練習でミスしたことについて、教諭から「おまえはもういらない。キャプテンに向いていない」「キャプテンじゃなければ試合に出していない」などと言われた。教諭はこれらの発言について、「言っていない」などと否定したが、部員の証言から「事実」と認定した。
文部科学省の部活動指導のガイドラインなどに照らし、教諭の指導は「不適切だった」とし、生徒の自殺との因果関係を「否定できない」とした。
男性教諭は第三者委員会の報告後も現在の3年生が部活を引退し、新チームが指導する2025年8月まで指導を続けていた。学校は理由について「実技指導など、部員のことを考えて継続した」としている。
池田真一副校長は取材に「あってはならないこと。学校は安全•安心が一番なので申し訳ない」とした。教諭は「本人の心情に気づけず深く反省している」などと話しているという1。
- “強豪の高校ソフト部で自殺 第三者委、顧問の「不適切指導」認定 愛知” 毎日新聞 (2025年9月9日)