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2025年(令和7年)5月8日午前10時55分~11時20分頃、東京都の立川市立第三小学校で、担任との面談を終えた2年生の女子児童の母親に呼ばれて来校したいずれも立川市に住む飲食店経営の男性A(46歳)と飲食店従業員の男性B(27歳)は、この児童の学級がある2年1組の授業中の教室に侵入した後、制止しようとした教職員らと揉み合いになり、共謀して同校の教室や廊下などで50代の教員の顔を拳で殴り全治1か月の鼻骨骨折の怪我を負わせたほか、30~60代の教員3人に殴るなどの暴行を加え、それぞれ全治2週間の怪我を負わせたとして、傷害と公務執行妨害罪違反の容疑で逮捕された。
女子児童と別の女子児童がトラブルとなり、女子児童の母親は学校に相談に行ったもののその対応に不満を持ち、友人のAとBを連れて学校に戻った。女子児童の母親はシングルマザーで、私生活の相談をAにしていたという。母親はAとBが酒を飲むと暴走してしまう人物であると知った上で呼び出していた。事件後、女子児童は転校し、加害者とされていた女子児童は通常通り登校している。
刑事裁判
一審(東京地裁立川支部)
2025年7月17日、東京地裁立川支部(河畑勇裁判官)で開かれた初公判で、両被告はそれぞれ「全て間違いありません」と起訴内容を認めた。罪状認否の際、Aは「被害者や子供たち、保護者の方々の心に傷を負わせ取り返しのつかないことをしてしまった。一生かけてお詫びしたい」、Bは「長い勾留中に自分が児童らにどれだけ怖い思いをさせたかを考えていた。できる限り謝罪していく」などと謝罪の言葉を口にした。
検察側の冒頭陳述によると、Aは飲食店を経営しており、2023年頃からBが従業員として働いていた。2025年4月末からAは知人女性から「娘が学校でトラブルになっている」と相談を受けていた。事件当日、トラブルに関連して学校に行った女性から、ショートメッセージで教員の対応などについて伝えられたAは腹を立て、学校名やクラスなどを聞き出した上でBと学校に移動し、犯行に及んだ。2人はこの日、朝方から一緒に酒を飲んでいたといい、学校では教室の外で持ってきた酒瓶を叩きつけて割った上、止めようとした教員や校長らに次々と暴行を加えて怪我を負わせた。
検察側はAについて、女児の母親から「子どもが小学校の友達とトラブルになっている」と相談を受けており、犯行当日に女児の母親から担任への不満を伝えられていたと明らかにした。Bは犯行について「次第にヒートアップしていき、教職員を手で叩いたことは何となく覚えている」と話している。
参考資料
“教員暴行の2人、朝から飲酒し小学校に侵入 初公判で起訴内容認め謝罪 地裁支部” 産經新聞 (2025年7月17日) 他