学校事故•事件

「第64回 全国学校事故・事件を語る会 大集会」に参加して

 「第64回 全国学校事故・事件を語る会 大集会」は、神戸市において2日間にわたって開催されました。1日目は、4つのグループに分かれて交流や情報交換が行われました。2日目は『学校事故・事件の事後対応の過去・現在・未来 〜今、第三者委員会に求められるもの〜』というテーマでシンポジウムが行われました。多くの学校事故事件の裁判を担当されている渡部吉泰弁護士による基調提案『岐路に立つ第三者委員会』の後に、各地の事故事件の被害者遺族による事例発表が行われました。基調提案では、憲法で保障されている権利と尊厳を否定されてきた被害者である子どもと家族の権利と尊厳の回復のための「事実」の徹底解明と、被害者への説明責任、原因解明、「事実」を踏まえた再発防止策の提言とその実施の義務付けが第三者委員会の必須の責務であると述べられました。

 日本では、毎年300人を超える児童生徒が自死により亡くなっています。心の優しい優秀な児童生徒ほどいじめや体罰などのために殺され、辛うじて自死を逃れた児童生徒も不登校による低い評価とPTSDのために進学や就職に大きな障害を抱えさせられています。ある暴行事件の被害者は、裁判所で学校管理者から「生きていなければ良かったのに」と言われたそうです。教育現場がこのような状況である中で、被害者である子どもの生命を守るために、私にもできることを行いたいと改めて強く思いました。

(S)

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