不登校

子どもたちへ「学校で死なないで」~~ただちに子どもの公休制度への取り組みを~~

田辺克之

学校で死ぬなんておかしいよ
どこかが狂っている
どうしたら学校で 死ななくてすむの?
答えはかんたん、学校へ行かないことだよ
正直、もっと気楽に学校を休もう
自分のいのちを守るために

 学校はいのちがけで行く場所ではない。戦場ではないのだ。どこの学校にもいじめる子がいる。家庭の事情で親から愛情を受けないで育つ子もいる。家に帰るのがつらくて、暗い街をさまよう子もいる。父親がノイローゼで自殺したという子もいる。いろんな子が学校に通ってくる。トラブルやいじめも起こる。それをうまくリードしていくのが教育者だと思う。しかし、もし暴力が日常化していたり、学級崩壊が進んでいたら、生徒ひとりの力ではどうすることもできない。そんな状況に置かれているなら、ただちにきみは学校から逃げよ。まずいのちの確保が大事だ。
 ところが、学校を休むということが難しい。学校を理由もなく休むことにオトナは臆病で冷たい。「子どもは学校へ行くのが仕事」などとオトナは言う。そして子どもたちのココロの中にもしっかり「学校は休めない」という考えが根をはっている。だから休めないというより休まない。自殺という極限状態まで自分を追いつめることになる。しかし、学校で死なないでほしい。その為には、もっと気楽に休める制度をつくるべきだと思う。いじめで学校を休めば、公休にすればいい。(つづく)

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