門前追悼
石田僚子さんの追悼にあたって

今年も石田僚子さんが亡くなった7月6日が、巡って参ります。子どもを取り巻く環境は、よくなったのでしょうか?石田さんは、学校へ入ろうとして教師の閉めた門扉と門柱に挟まって、尊い命を奪われ殺害されました。
学校事故もなかなか無くなりません。何度も同じような事故が起こっています。これは、もはや事故というより事件であり、殺害と変わりないと考えます。虐めによる自殺も、起こるべくして起こったような事件が後をたちません。
子を失う悲しみ、家族を失う悲しみ、兄弟姉妹を失う悲しみ、それからの人生に大きく関わってきます。二度と繰り返さないと言いながら、日常の色々な出来事に無関心、平静を装って関わろうとしないこと、そのことがまた同じ事件を繰り返す根源です。
今年も神戸高塚高校の門前に個人として佇み、二度と繰り返さない為に私は、どれだけ行動を取ることができただろうか、またこの1年もどれだけ行動することができるだろうかと自問自答したいと考えます。
2023年7月6日(木)8時30分、兵庫県立神戸高塚高校の校門の前に佇むことのできる方は、どうぞお越しください。
2023年6月2日(金) 所 薫子





