校門改修公金支出賠償請求訴訟

神戸高塚高校門扉裁判へのご支援を

 1990年7月6日午前8:30分、一人の女子高校生が、教師が強引に閉めた鉄門扉に挟まれて死亡した。この事件が起ったほんとうの理由は何だったのか?
 先頃、この門扉を閉めた教師の刑事裁判の判決が出ました。彼だけの責任だったのか? 事件後、私たちは、この事件のほんとうの理由を明らかにするために、県教委と学校当局が事件の風化を策した門扉の取り替え工事を不当として、住民訴訟の裁判を起し、現在も継続中です。

なぜ門扉の取替え工事を不当とするか

 それは第一に、門扉そのものは構造•材質•耐久性のいずれの点でも今のままで、十分に使えるもので、そもそも取替えの必要が全くないということです。

にもかかわらず、
彼らはなぜ取替えようとするか

 彼ら県教委と学校当局はそれを「教育的配慮」だと理由づける。しかしながら、実は事件の象徴となった門扉をそのままにすれば、自分達への責任追求が引き続くことをおそれ、いち早い事件の風化をねらった彼ら自身の保身が最大の理由なのです。「教育的配慮」などという聞こえの良い役人言葉で、真相をごまかし、あまつさえ石田さんの死をすら利用するあさましきハレンチ丸出しの言い訳なのです。

事件はいまだ全く解明されていない

 細井氏一人にすべての責任をおっかぶせ、自分達がおしすすめてきたいわゆる管理教育の問題や、その流れとして出てきた校門指導なる非教育的なやり方への、根本的な反省や新たな対策は全くとられていないのが現状です。いわば、これは兵庫の教育そのものを問う弾劾裁判でもあるわけです。

これらの理由により、わたしたちは不必要な門扉取替え工事の公金支出を不当とし、怒りをもって強く反対しているわけです。
 細井氏の刑事裁判の判決が出ましたが、かえってこれで事件の本質は問われぬまま闇に葬られるおそれがでてきたと言えましよう。
 いよいよこれで、神戸高塚高校の門扉圧殺事件を問うものは、公的には、この門扉裁判を残すだけとなりました。
 さらに、現高塚高校校長は、昨年暮れに門扉の取替えを言明しております。このうえ門扉が撤去されれば、事件は完全に風化への一途をたどらせられることでしょう。そこで、先日、わたしたちは住民監査請求を再度提出しました。

 わたしたちは、より一層、門扉裁判の重要性が増してきたと思っています。
 訴訟費用もままなりませんが、必死でやりくりしているところです。皆様のご理解とご支援とカンパをお願いする次第です。

ぐるーぷ『生命の管理はもうやめて!』

カンパ振込先 郵便〒 神戸1-54084

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