保育•教育

定時制高校 青春の短歌

元神戸工業高校教諭 南悟

 阪神大震災で両親を失い、過酷な生活の中から神戸工業高校に入学して自分を取り戻した西山由樹君が昨夏には念願の電気工事士の資格を取得し、この3月に卒業してくれました。卒業の日に、「定時制がなければ、今も荒れた生活だっただろう」と感謝を述べてくれました。
 今号では、西山由樹君に関する新聞記事(2011年2月21日)と、小学館の「ジュニア日本の歴史」(2011年4月23日発売)の項目を紹介させていただきます。
生きることに謙虚でありたいです。

2011年2月21日 神戸新聞

小学館 「ジュニア日本の歴史」


生きていくための短歌 (岩波ジュニア新書 642)生きていくための短歌 (岩波ジュニア新書 642)

南悟(著) / 岩波書店 / 2009年11月21日
<内容>
昼間働き夜学ぶ、定時制高校の生徒たちが指折り数えて詠いあげた31文字。技巧も飾りもない、ありのままの思いがこめられている。働く充実感と辛さ、生きる喜びと悲しみ、そして自分の無力への嘆き。生き難い環境の中で、それでも生き続けようとする者たちの青春の短歌。


ニッカボッカの歌: 定時制高校の青春ニッカボッカの歌: 定時制高校の青春

南悟(著) / 解放出版社 / 2000年5月1日
<内容>
失敗や挫折や障害が癒され、人として生きる力が与えられる定時制高校の生徒たちの短歌、作文を紹介。NHKドキュメンタリー番組で放映。


定時制高校青春の歌 (岩波ブックレット NO.351)定時制高校青春の歌 (岩波ブックレット NO.351)

南悟(著) / 岩波書店 / 1994年7月20日
<内容>
「大阪で道路舗装し夕映えの神戸の夜学に車を飛ばす」毎日、汗と油にまみれて働きながら、通学する夜間定時制高校の生徒たち。短歌に詠みこまれた喜び、悲しみ、悔しさ、そして恋─青春いっぱいの姿を教師が綴る。



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