「石田僚子さんと生きた30年」の内表紙に寄せて
みなさま こんにちは
簡単に自己紹介。
夫は「総合工作芸術家だるま森」。
私は、仕事と趣味がだるま森のえりこです。
幼い頃はDV親父の下でそれなりに地獄を味わった経験がありますが、大人になり、幸いにも優しい夫と出会い、今日まで癒しは続き、幸せに生きています。
そうです。
私は今、死刑を待っている植松聖殺人犯にこそ言いたくて、この言葉を創ったのです。
なんでこのような危険思想の男が生まれるのかという議論がありますが、命を軽視し、脱線した人を平気で置き去りにする「アベ政治」を育ててきたこの日本社会こそが、植松殺人犯を生産したのではありませんか?
この事件にショックを受けた私は、それまで愛車に貼って走っていた市民運動のスローガン「アベ政治を許さない」を凌駕するような、新しい魔法の言葉が必要でした。
それで浮かんだのがこの言葉なのです。
津久井やまゆり園ー相模原障がい者施設殺傷事件ー
極刑に値する、史上、他に類を見ない凶悪犯罪。
「生産性のない障がい者は殺すべき」などという、今すぐ抹殺されるべき危険思想です。
がしかし、彼を殺せば全ては解決するのでしょうか。
それで私やあなたの中にある「内なる優生思想」が帳消しになるとは、私には到底思えない。
私たちの国日本はドイツとは大きく違い、嘗ての侵略戦争を総括せず、経済発展のみに注力し今日まで来ました。
その中で、どれだけ少数を斬り捨ててきたでしょう。
嘗ての帝国日本軍。
アジア諸国に踏み入った300万人以上の日本の男たちが繰り広げた「三光作戦」(殺し尽くし•焼き尽くし•奪い尽くす)を思えば、無数の植松被告が「御国のために」と銘打って、悪の限りを尽くしました。
でも私たちは侵略戦争の総括そっちのけ、命はそっちのけで、経済発展にのみ埋没してきたのです。
たくさん、たくさん、数えきれない程の大切なものを失って。
植松被告は
私であり
あなたなのではないですか?
今、国全体を滅亡させかねない危険人物が首相に居座り、世界でも稀に見る人権軽視のこの国。
これは喜劇なのでしょうか。
それとも悲劇なのでしょうか。
戦後、中国の撫順戦犯管理所で手厚い保護を受けた日本軍の戦犯たち改心し、解放後、母国へ帰り自身の体験を語り、平和運動に勤しんで行ったという史実は、殆ど語られません。
凶悪犯を死刑にする以前に、私は彼の人間的な言葉を聞きたい。
僅かに遺されている、人間の良心を信じたいのです。
私たちを不幸にする植松被告もアベ首相も、このように思って欲しかったのではないかなぁ…
*いらないいのちは
ひとつもないよ
あなたが
あなたが
ひつようだよ*
全ての子どもたちのために、私たち一人ひとりが、平和を実現するための力を発揮できますように。
えりこ
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