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皆さんの寄付によって大川小学校の修繕工事がはじまりました!

「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たちの上映会を開催してくださった皆様

お世話になっております。監督の寺田です。2024年3月のアンコール上映から始めさせていただいた大川小学校の校舎保存活動のための募金活動で、これまで300万円ほどのご支援をいただきました。その資金を使って、校舎の補修工事を始めることができました。今日は、そのご報告をさせていただくメールを書いております。
まだ全国ニュースとしてはあまり取り上げられていないかも知れませんが、地元では報道、放送していただけました。

石巻 大川小学校 遺族などが募金集め震災遺構の校舎修繕 | NHKニュース

宮城:「大川小」 遺構保全作業開始:地域ニュース : 読売新聞

震災遺構大川小学校で校舎の修繕作業 宮城•石巻市 | khb東日本放送

宮城•石巻の旧大川小で遺族が補修開始 全国からの募金活用「校舎を維持して語り継ぐ」 | 河北新報オンライン

映画でも触れていますが、石巻市は存置保存するとして大川小学校の校舎を事実上、放置してきました。こうした中、おととし12月、外壁のタイルの一部が剥がれ落ちてしまいました。そのため、裁判を闘った遺族らで組織される「3.11を考える会」では、急遽、おととし3月から映画上映後の募金活動をはじめました。

この3.11を考える会というのは当初、映画上映後に映画に協力してくださったご遺族が様々な地域に行かせていただいてお話をさせていただく際、その経費の負担を出向いた人だけに負わせないようにするために、遺族がそれぞれ事前に決まった資金を出し合い、活動を続けていくための組織というか、私的な管理団体でした。
ところが、先ほども書きましたが、外壁のレンガが剥がれ落ち、その修復にすら石巻市が消極的な対応を見せたため、急遽、3.11を考える会として活動することになりました。
しかし、校舎の所有者は石巻市で、3.11を考える会には権限がありません。世論を動かすために署名活動も考えたのですが、石巻市は校舎の保存に消極的な理由の一つに費用がかかることとしていたので署名活動は今回は見送りました。

そして募金を集め、その費用を校舎保存のために使ってほしいと石巻市に手渡そうということになりました。クラウドファンディングではなく、上映後の募金としたのは、集めたお金を石巻市が受け取るかどうか不明だったためです。まずは映画を見ていただいて、事実を知っていただき、その上で3.11を考える会の活動にご支援をいただくというプロセスが必要だと考えました。そのため、どこまで資金が集まるのか不安でしたが、約1年間で300万円ほどの募金をいただきました。

去年12月に3.11を考える会と卒業生らで組織されているTeam大川のメンバーは、一級建築士の方とともに校舎に入り、調査をしました。その結果は2月のシンポジウムで報告した通り、大変、厳しいものでした。特に屋根部分の防水能力がほとんどなくなっているので、その修繕工事は急務との指摘を受けました。
そのため3.11を考える会は、本格的な修繕を待つのではなく、取り敢えず、できることから着手しようという方針に切り替えました。本来は、集めたお金を市に手渡し、市が工事をするというのが望ましいやり方だったのですが、市は受け取りを拒否しているのでそれは現実的ではなく、3.11を考える会のメンバーと市の担当者が話し合い、業者がボランティアで作業し、業者に3.11を考える会が費用を支払うという形なら進められることになりましたので、小さな一歩ではありますが、踏み出そうと決断しました。
今回は校庭の壁画のコーティングと低学年棟の屋根の漏水防止工事をしています。壁画のコーティングは数年前の業者の方がボランティアで作業してくださりました。コーティングは一度だけでなく、何回もきちんとしていかなければならないそうで、今回は費用を支払ってまず作業していただこうということになりました。

そして低学年棟の漏水防止工事は、斜めになっている屋根の部分ではなく、その水が流れる排水溝の部分です。一番、水が溜まる部分だからです。
アッセンブリホールの屋上も防水シートが完全に剥がれているのですが、残念ながら、今回は費用が足らず、諦めました。

いろいろ長々と書いてしまいましたが、このようにまだ小さな一歩なのです。そのためには今後も上映会を続け、市民の皆様のご理解と支援をいただく必要があります。
そこでお願いなのですが、もう一度、上映会を開催していただけないでしょうか?また上映会を開催してくださる方をご紹介いただけないでしょうか?4月から、上映会の窓口を私自身でやっています。様々な相談にのれると思います。ご検討よろしくお願いします。

最後に自主上映会の開催が200回を超えました!!改めて感謝いたします。上映会を開催していただき、ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。


寺田和弘 https://www.teradakazuhirofilm.com/
映画「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち https://ikiru-okawafilm.com/
次回作 同化の傷痕~タイヤルとアイヌと日本人~ https://note.com/doukanokizuato

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